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Dream Quest 本編80

俺の夢は、いつもの殺風景な部屋からはじまる。
蒼は口調こそマニュアルの棒読みでは無くなったものの何かやりたい事はあるかだの、端末をチェックしろだのとうるさく言うのは相変わらずだ。
更新されてた内容は平和そのものな感じで特に気にするようなものはない。
「じゃあ行こうか?あ…そうだ!サトコさんさぁ…必ず先にいて俺達を待ってる感じだけど、サトコさん自身は探知能力って無いのかな?」
「よくは分からんが、ガイドの持つ基本的能力は当然持っているだろう…ただガイドの能力は本来の自分の能力では無からな?持ってるのと使えるのとは又別という事だ」
「それも同調とかと関係してるのか?」
「それもあるだろうが、タツヤはタツヤの持つエネルギーを全部タツヤの事に使えるのに対して、自分のものとは別の能力を使いたい場合、その能力を使うのにも当然自分のエネルギーを消費しなければならないわけだが、そんなに余分に使えるエネルギーってのがあると思うか?」
「俺…自分の事だけで使い果たしてそうだ…」
俺は何となく蒼の話を聞きながら、ぼんやりと蒼を見ていた。
(主人の言う事しか聞かないと言うガイドの蒼が、なんだかんだと文句を言いながらもサトコさんに言われた事をしてくれるのは、全部知ってたからなんだろうか…?)
「蒼も大変だろうけど…ガイドにしか出来ない事は、なるべく蒼がしてくれると嬉しいかな」
「当たり前だ!俺様の仕事を他の奴にやらせてたまるかっ!」
(ひょっとしてサトコさんにガイドの仕事を取られたくないからやってたのかな?(汗))
「なんか色々聞きたい事があったんだけど、起きて寝たら忘れちゃうな…まぁ余りここで時間掛けるわけにもいかないから、そろそろ行こう!」
俺達はいつものように扉を通り抜けて目的地へ移動した。
俺は辺りをキョロキョロして誰かいないか探して見た。
何か大きなモノの傍にサトコさんがいるのが見えた。
「サトコさん」
俺達はその場まで走って行った。
その大きなものは途中で折れた大木がそのまま石になったような感じだった。
「これって木が石化してるんですかね?」
「どうなってるのかはよくわからないけど、文字が書いてある所をみると、誰かが故意にやったという事なのかしらね?」
「えっ?文字?」
俺はソレに近づきグルリと一周回って見た。
「文字なんて何処かにありますか?」
「えっ?割と全面にぎっしりとあるでしょ?…見えない?何かの拍子に浮かび上がってくるのかな?ちょっとコレに触って見て」
サトコさんは石化した木に触れながらそう言った。
俺は木にペタペタと触れてみたが何も見えなかった。
「何も見えないと言うか…文字が浮かんでくるんですか?ちょっと蒼もやってみてよ」
蒼は木に触りながら木の分析をしていたようだ。
「特に意図的な仕掛けなどはなさそうだがな?」
「文字は見えてる?」
「何も見えてなどいないが?」
「そっか、やっぱり誰にでも見えるわけではないのね…」
「やっぱりって?」
「コレが初めてじゃないのよ…前にテスターとして調査で来てた時も物は木とは限らないんだけど幾つか文字が読めるものがあったの…でも、その時もマヤには見えなかったし、他の社員でそんな文字のある物を見たと言う者は一人もいなかったの」
「霊感とかが関係してるとか!?」
「私はそういうモノが見えた事も感じた事もないし割とそういうものとは無縁の生活をしてきた気がするんだけどね…」
(いかにも霊とか見えたり話がしたりできそうな外見だと思ったけど違うのか…)
「その文字?一体何語で…なんて書いてあるんですか?」
「何語?ふむ…何語なんだろう?でも書いてある内容はだいたいわかるのよね…年号みたいなものもあるので記録か…それとも予言という感じのものなのかしらね?単なる希望や妄想なのかもだけど…えっと読んで見るね…
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