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Dream Quest 本編部外 奇妙なパーティ7

「なんで僕に振るんですか!だいたい君の独自の判断基準が世界共通なわけない事ぐらいわかるでしょうに…まったく…えっとですね、探してるのは年齢的に10代後半から20代前半ぐらいの男女プラスアルファで女性1名男性3名そのうちの男性1人はそこにいるビクトリアと同タイプの人造人間で、後はドラゴン1匹というパーティで行動してるはずです。服装などの特徴もいりますか?」
「いや、いい!そんな奴ら俺は見てないな、そいつらも一般人?」
「そうです、何処行っちゃったんだろう…」
そう言うとアテナは下を向いて深いため息をついた。
「ちょっと待ってな!」
そう言うと男は後ろを向いて耳の所から出ている小型マイクのようなものにボソボソと話をしていた。
「ああ俺だ、ハイティーンぐらいの女1名、男3名にドラゴンだ!見た者はいるか?ん?いやコッチの関係者じゃない、ちょっと一般人に道を尋ねられてな!ははは、そっか了解、じゃあまたな!」
男は振り返ってアテナに向かって言った。
「残念だが誰もそいつらを見てないってさ」
「そうですか…でも今のは…えっとソレ?」
アテナは男の耳元にある小さいマイクのようなものを指さして尋ねた。
「ん?コレかい?これはただの通信機だな…ま!特殊な周波数とか使えるわけではないんで敵さんにも丸聞こえの可能性があるから殆ど使う事はないんだがね!」
「あのっ、わざわざ聞いて下さってありがとうございましたっ」
「ん?気にするな!どうせ何の成果も手がかりもなく暇してたところだったんだ!」
ダークは緊張感の無さそうなアテナに多少呆れながら男に向かって質問をした。
「あなたは何者なんですか?」
「ちょっとダークさんっ!そんな個人的な質問は…」
「まったく君は呑気ですね…僕たちは、たまたま無事でこうして話が出来ているだけで、ひとつ間違えば生きているかどうかすら分からない状況なんですよっ?さっきまで銃を頭に突きつけていた相手が何者かぐらい知る権利はあるでしょう!?」
「いや…だって私達は無事なんだし…ね…」
「それは、今は!でしょう!後で口封じに始末されないと言い切れるんですかっ!」
「し、始末されちゃったら、聞いても意味ないじゃないですかぁ…」
「知ってるのと知らないのとでは大違いなんですっ!!」
「ん?俺か?余り詳しくは教えてやれんが、ま!悪の陰謀を暴く正義の機関に所属するエージェントといったところだな!はっはっは」
二人はその話を聞いて色んな意味で目が点になっていた。
「外国でも中2病って流行ってるんでしょうかね?(ボソ)」
「ええっ?今のは本当の事なんじゃないんでしょうか…?(ボソ)」
二人は気を取り直して話を続けた。
「あの…CIAか何かですか?」
「ん?難しい事よく知ってるな?ぼうず!でもCIAそのものとは違う、ま!協力関係にはあるがな!それよりも俺らみたいなのがウロウロしてると言う事はだな、その対極にある存在も同じようにウロウロしてるって事だ!だから一般人…特に女子供は余り外側をウロウロしねー方がいいんだがな?」
「それが赤や青の人達…ですか?」
「ん?信号みたいに3人しかいねーとかなら、まだいいんだがなぁ…何人いるのかどころか、どの位の数の組織が入ってきてるのかすら見当もつかないんだな、これが!ははは」
「そんなに怖い所だったんですね…」
アテナはビクトリアの手を握って何か思いつめるような顔をしている。
「ん~怖いと言っても、今のところ一般人が襲われたというような被害は無いようだし、ま!裏でコッソリ悪い事をやりたい連中ばかりなんで、一般人を巻き込んで事が公になると困るだろうから、まず大丈夫だろ!?そんなに心配するな!ははっ」
男はそう言って笑いながらアテナの肩を軽くポンポンと叩いた。
「結局どっちなんだか…」
ダークは小さい声でボソリとつぶやいた。
「ま!そういう事だから、わけのわからん人間には極力近付かない事!怪しい事には興味本位で首を突っ込まない事!さっきは安心させるために言ったが実際そんな連中に絡まれたらコチラの身体を拘束されてしまう可能性もあるので目を覚ましさえすれば逃げられるなどと簡単に思わない事だな…」
笑顔の消えている男の顔はどこかゾクッとするほど怖いものがあった。
「はい、気をつけます。色々とありがとうございました」
アテナがそう言って一礼し、そろそろその場を立ち去ろうかとした時、ダークは何故かその場から離れようとはしなかった。
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