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Dream Quest 本編部外 奇妙なパーティ3

「とにかく行けばレーダー探知で、その周辺のかなりの範囲の様子がわかりますから行く先々で走り回って探す必要はないんですよ!いなければレーダーの範囲外の場所に移動すればいいのですから!」
「なるほど、それなら見つけられるかも知れないですねっ!」
「少しは僕を頼もしく思えましたか?」
「え…あ…少しだけ…ね」
「本当に少しみたいですけど…まぁいいでしょう!では行きましょうか…えっと、なんて名前なの?」
「私?アテナです。彼女はビクトリア」
「アテナですか」
そう言うと少年は少し鼻で笑った。
「僕はダーククルセイダー4世と呼んでください」
「えっとダークさん?ダーク君でいいのかな…?」
「ダーククルセイダー4世ですっ!」
「ええっ…ダー・クク・クル・セーバーさん?」
「クが1つ多かったしセーバーじゃなくてクルセイダーですよっ!もうダークでいいですよ…」
「ご、ごめんなさい…じゃあダークさん、よろしくね」
そういうと少女は軽く会釈しながらほほえんだ。
ダークは少し頬を赤らめながら悪態をついている。
「ふ、ふん!とりあえず僕が転送装置を使います。一度に20人は運べる優れモノですよ!」
そう言うと、腕の袖をめくって腕に付いた小型のパソコンのような機械を触りだした。
アテナはダークの自慢のような話を適当にスルーしているようだった。
地面が黄緑色に発光したかと思うと巨大な魔法陣のような模様が浮かび上がった。
地面に書かれた文字のようなものが身体にまとわりつくように全身を覆うと約4名はヒュンという音共にその場から消えた。
到着地点では、さっきとは逆の事が起こり身体の文字が消え、地面の図形も光も消えた時、アテナはしきりに自分の身体を触ったり見渡したりしていた。
「どうしたのさ?転送は初めてだったとか?」
「え…いえ、なんかビクトリアの使うやつと全然違ったので…」
「メーカーの違いや製品ごとに多少の違いがあるのは普通の事だと思いますがね?」
「え…製品って…うん、そうだよね…」
「ねぇ…ダークさんあなたのガイドは何もしないの?」
「ガイド?ひょっとしてガーディアンの事ですか?ソフィアはボディガード兼対戦用人型兵器みたいなものですからね、君の所は観光がメインなのかもしれないけど、僕たちはリアルゲームを楽しむためにここに来てるわけですから、こいつらの仕様が全然違っていても不思議じゃないんですよ?わかってるんですかね…」
「そうなんだ…なんかわかったような、そうでもないような…」
アテナはそう言いながら複雑な顔で笑っていた。
「アテナさん!君はあの人達のデーターとかお持ちなんですか?」
「データー?私はもってないけど…何するんですか?」
「持ってないんですか!?レーダーに目標物の情報を入れないと探知できないじゃないですか!まったく…探す者が特定すら出来なくて、どうやって探すつもりだったんだか…」
ダークは徐々に声が小さくなり最後の方はブツブツと独り言をいっているようだった。
「戦闘時のデーターが少しあったはず…アレが使えたらいいんだけど…」
ダークは相変わらずブツブツと言いながら腕の機械を触っていた。
アテナはビクトリアを呼んで話をしはじめた。
「ビクトリアこのあたりにあの人達はいるかしら?」
ビクトリアは四方に向きを変えアテナの正面に戻った時に報告した。
「この辺りにはあの方達も人も居ません」
「よし、このデーターでなんとかなりそうだ…って、君のソレ…探知能力があるんですか…」
「ソレじゃなくてビクトリアですっ!ビクトリアは一度会った人とかは大抵覚えててくれますよ?」
「ふ~ん。君はどの位の範囲で探知可能なんです?それにどうやって個別のデーターを収集してるんだ?」
ダークはビクトリアをジロジロと眺めながら尋ねてきた。
「広域スキャン可能範囲は、およそエリア1つ分程ですが、通常時のレーダー機能は1km四方程度です。個人の識別は最初の段階でスキャンが完了していれば以後は認識可能となります。」
「ふ~ん、結構優秀なんですね…」
「へぇ、ビクトリアって凄いね!私そんな話初めて聞いた!」
アテナはそう言うとダークを押しのけてビクトリアの両手を掴んで嬉しそうにはしゃいでいた。
「自分のメカの性能ぐらい、きちんと知っておくのが主人の努めですよ?…まったく…」
「ビクトリアはメカなんかじゃないですっ!」
「…はいはい、何だろうと知っておくのが普通なのは変わらないんですけどね…」
ダークは頭に手を当てて首を振っていたが、ふと手を止めて頭を上げた。
「そうだ、君達のデーターを登録しておかないと…」
ダークはそう言うと、またしても腕の機械を触りだした。
「ぶ!君…戦闘能力130って、よくそんなので外に出ようとか思いましたね?」
ダークは情けなさそうな顔をしてビクトリアを見ていた。
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