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Dream Quest 本編部外 奇妙なパーティ1

LV1第5草原地区
少女2人が何やら向かい合って話をしている。
青い服の少女が中腰になって金髪のお姫様のようなガイドに向かって尋ねる。
「ビクトリア…どう?あの人達は見つかった?」
金髪の少女は無言で首を横に振った。
青い服の少女は姿勢を伸ばして辺りを見渡しながら金髪の少女に語りかける。
「もうここにはいないのかしら…でも何処に行くのかなんて聞かなかったからなぁ…
ねぇビクトリア、あの人達何処に行ったと思う?」
「わたくしは遊戯エリア全域を調べたわけではありませんので断言はできませんが断片的なあの方達の会話や様子から分析してみますと人造領域よりも外側へ行かれたのではないかと思われます」
「外側?私達も行けるの?どこかに出口があるのかしら?」
「調査済み領域ならば、わたくしでもアテナ様をお連れする事ができますが、決して安全な場所ではありませんのでお薦めはできません」
「安全な場所なんてどこにもないもの…」
青い服の少女は小さい声で独り言のように呟いた後、再び中腰になって金髪の少女の目を見ながら元気に訴えた。
「ううん、危険でもいいの!そこに行きたい」
「わたくしがお連れできる場所に、あの方達がいらっしゃる保証はありません」
「そうねぇ…適当に探して見つけられる程甘くは無いのかなぁ…やっぱり諦めた方がいいのかなぁ…」
青い服の少女は何かを考えるようなポーズで遠くを見つめていた。
「アテナ様…例の者がコチラに向かって急接近中です!逃げなくてはいけません」
金髪の少女は蒼い服の少女の手を取り走り出そうとした。
「例のって…?あの人達じゃないの?」
「違います!先日の危険な人物です!速やかにこの場から離れてください」
「ちょっと待って!そんなに慌てなくても…」
青い服の少女は自分の手をグイグイとひっぱる金髪の少女の手をひっぱり返して制止させた。
「その人が、あの人達の行き先を知ってるかもしれないわ!聞いてみましょうよ?」
「穏便な対話が可能であるかどうか疑わしいものがあります」
「とりあえずやってみましょう!?出来なかったら、その時に逃げるなり考えるなりすればいいのよ!」
「もう近いです!気を付けて!」
金髪の少女は蒼い服の少女の前に出て、来るべき者に備えて武器を構えた。
「あっ!君は…」
そこに来たのは例の少年だったが向こうも少女を見て驚いているようだ。
金髪の少女は蒼い服の少女の前で武器を構えていた。
「なっ…別に戦いに来たわけじゃないし何もしないよっ!」
少年はそのように言ったし少年の連れているガーディアンも少年の後ろに立っているだけで特に何かしそうな雰囲気は感じられなかった。
「ビクトリア…大丈夫みたいよ?」
青い服の少女がそう言うと金髪の少女は構えを解いて青い服の少女の隣に行った。
少年は何となく下を向きながら恐る恐る尋ねた。
「あのっ…身体…大丈夫だった…みたいだね?」
「えっ?ああ…うん、びっくりして起きちゃっただけだったから…」
「ふ~ん、そっか…でさ…君はあの人達の仲間なのですか?」
少年は気にしていた彼女の無事も確認できて、それで一件落着だとでも思ったのか、いつもの調子の口調で話をしはじめた。
青い服の少女は、そんなことは気にせずに話を続けた。
「えっ…?あの人達って…昨日の?」
「僕を襲ってた方の奴らじゃ無くて、後から来た方の奴らですからね?」
「え…うん、わかってるよ…でも違うよ…仲間じゃないの」
「なんだ違うのか…がっかりですね…何処にいるかは知っているんですか?」
「むぅ…知ってたらこんな必死になって探してませんよ!だいたい何であなたが、あの人達の事を気にしてるんですか?ひょっとしてちゃんとお詫びを言おうと?」
「なっ、なんで僕が今更お詫びとか言わなきゃなないんですかっ!でも君…あの人達探してるんですか…?なんだったら僕が一緒に探してあげましょうか?」
少年はついさっきまでとうって変わってメガネを触りながら嫌な笑顔を浮かべていた。
「えっ?大丈夫です!私達で探しますから!」
少女は、そう言うとペコリとお辞儀をして、その場を去ろうとしていた。
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