スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Dream Quest 本編部外 戦争の章2

19.jpg

「おやおや…まぁまぁ、馬鹿はどこにでも際限なく沸いてくるものなのね~本当に面倒臭いわねぇ~」
「むっ?キサマいつからそこに?」
「いつだったかしらぁ?悪いけど昔の事は覚えてないわ?」
そこには来客用の豪華なソファーに、大きなスリットの入ったイブニングドレスのようなものを着て足を組んで座りながら爪を磨いている妖艶な女性がいた。
「まぁよいわ…そこにいたなら話が早い、さっきの男にとびっきり上等の夢をみさせてやってくれ!直ぐにだ!」
偉そうな男は汗を拭きながら落ちつき無く自分の椅子に腰かけた。
「まったく、どいつもこいつも使えん奴ばかりだ!次はどいつにやらせるか…くそっ!そもそも、やり方が回りくど過ぎるのだ!直接要人を始末すればいいものを!」
偉そうな男は女性の目の前まで歩いてきて両手を広げながら訴えていた。
「私達は殺し屋じゃなくてよ?要人がいなくなれば支配する相手が一人もいない世界で支配者を目指す事になり、なお且つ恐怖にひれ伏す人が誰も居なくなるなんて、そんな世界はとってもつまらないわ?」
「そんな理想論はどうでもよいのだ!世界のトップが全員いなくなったところで、人間がいなくなるわけではないのだから全世界の統治は充分可能ではないか!」
偉そうな男はとてもイラついて女性の座っているソファを思わず蹴った。
「私達の“理想”に賛同も協力もしない人間は不要なのよ?」
女性はゾッとするような目と頬笑みで男を睨んでいた。
「と、とにかくだ…まずは目先の障害をどうにかせねばな…さっきの男の事はキサマに任せてもよいのだな?」
「そうね~?彼には私が直接行って差し上げてもいいわね?その時には上司からの最期のささやかな贈り物だと言っておいてあげるわ?」
「余計な事は言わんでもよい!」
「あら~そうなの?あなたの最期の遺言なのに?」
「なっ!キサマどういう事だ!この私を裏切るというのか!?」
「あらぁ?裏切れるほどにあなたと仲良しになった事なんてあったかしらぁ?
おやすみなさい坊や…よい夢を!」
そこにはとても偉そうな風貌をした男が、とても豪華な椅子に座ったまま眠りについていた…恐らくは永遠の…
「そうそう…際限なく沸く馬鹿って、あなたの事よ?」
そう言うと女性の姿は消えていた。
スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。