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Dream Quest 本編73

「何が悪いんだ!この世は弱肉強食なんだぞ!強い者が弱い者を制するのは当たりだし、
それに僕は弱い者いじめなんてしてないなからなっ!だって僕が相手をしてやったのは、僕より大きい奴、僕より年上の奴ばかりじゃないか!弱い者いじめとかってのは、
オマエらの方じゃないかっ!」
「確かに君は弱いものいじめをしたわけではないのかも知れないけど、君のやってた事は無差別な暴行魔と変わらないのよ?」
「何言ってるんだよ!?これは試合だよ?ゲームだよ?そのためにみんな、ここに来てるんじゃないか!?」
「試合?ゲーム?ここにいる人間が全部、君みたいな戦闘オタクだなんて思わない事ね?」
「だから~弱肉強食が世の常でしょう~?生きて行くのにオタクも何も関係ないよ?それに何のエリートを目指そうが僕の自由でしょ?僕がここで最強のバトルマスターを目指して何が悪いのさ?」
「ここは君が力で支配する世界だとでもいうの?弱肉強食?
私は、君を現実のサバンナの真ん中辺りに放り投げてやりたい気分だわ…」
サトコさんは溜息をつきながら呆れていた。
「なんか無駄な争いになっただけだったようですね。すいません…」
「別にタツヤ君が気にする事じゃないわ。
ここまで説教する気も萎えるほどどうしようもない子供も珍しいだろうけどね」
「悪党ってさ、子供の頃から悪党でさ~きっと、そのまんまで大きくなっちゃうんだろうね~」
デッドは、いつものように軽口叩いてるように思えたが彼が少年を見る目つきを見て俺は一瞬ゾクっとした。
俺だって本人をぶん殴ってやりたい程の怒りの気持ちはあるのだから、こんな思春期の青年?が感情的に怒り狂ったとしても何の不思議も無い事だった。
(でも、本当に俺と同じような気持ちで怒ってるんだろうか…?)
そうこうしてるうちに少年は立ち上がって、その後も嫌な捨て台詞を残して退散していった。
「オマエら、絶対忘れないからなっ!ソフィアが復活したら、こんどこそ正義の裁きを下してやる!僕の名は、ダーククルセイダー4世だ!絶対に覚えてえておけよっ!!」
「なんだありゃ…(汗)」
(すげー名前だな…さすが少年だ(汗))
「まぁ理由はどうであれ、それなりの歳の人間が大勢で一人の子供を相手にしたのは事実だから、あんまり偉そうに言えないし、言っても説得力がないのも事実だから仕方ないわね(笑)」
「なんか…何が正しいとか分らなくなりますね…」
そう言いながらハードな戦闘を物語る程にボロボロになってるサトコさんを見たら俺は大変な事を思い出していた。
「あっ!サトコさんも蒼も怪我は大丈夫なんですか!?」
俺は改めて二人の姿を確認するかのように二人を見ながら言った。
「ん?まぁ相応のダメージは受けるけど苦痛が続くわけではないし直るのも早いのよ?
特に本体が現実にある私達のコチラの体は起きたらリセットされるようなものだし…蒼君はコッチが本体みたいなものだから修復…治癒にはそれなりに時間を要するでしょうけど…」
「蒼、腕は大丈夫か?」
「自己修復可能だが?」
「その…痛みとかはないのか?」
「痛み?こっちの腕だけだと可動率65%修復率40%使用限界範囲81%パワ―効率72%使用可能能力オールクリアという所だが痛みとはどれに該当するんだ?」
「なんか大丈夫そうだね…(汗)あ、そういえば使用可能能力って…蒼は魔法も使えるのか?」
「魔法?」
「さっきロボに向かって電撃みたいなの出してたじゃないか」
「電気ぐらい誰でも出せるものだろう?」
「出せないよ…(汗)」
「そうなのか?」
不思議そうな顔をした蒼が珍しくサトコさんに尋ねていた。
「えっとね…人は体内で電気を製造して色々使ってるわけなんだけど…自分の意思でやってるわけじゃないから人はソレを道具のように扱う事が出来ないのよ…蒼君などは、それらの原理と機能を応用して意思や思考で扱えるようにしてあるというわけなの」
「元が人の持つ機能なのに、人には扱えないとはな(苦笑)」
「使えないとも限らないのよ?現実世界では、おとぎ話のように魔法が使えた例は無さそうだけど電気体質が強くて周りに影響を与えるほどの人や発火体質などの人は実在したらしいし、それらを作れるメカニズムはある程度持っているのだから、普通の人でも武器を出すように魔法だって使えるはずなのよね」
「魔法が使えるんですか?」
「おそらく…使えるんだと思うわ…」
サトコさんは何故か怖い顔をして何かを思いだすようにそう言った。
その時、思いつめたような顔をした少女が俺達の会話に割って入ってきた。
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