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Dream Quest 本編72

「あれ~また、君か~?君ってさ、Sっぽいけど実はドMなんじゃないですか?
また、いたぶられに戻ってきちゃうんだものね?
で、今度は2人がかりで僕一人を相手にするのかい?」
「私達の相手は、あんたじゃないわ!いい加減その口を黙らせてあげるわ」
そう言った瞬間、サトコさんと蒼はロボの左右に走った。
「なんだよそれ!ソフィアは僕のしもべだぞ!?僕と一心同体なんだよっ!
おっや~挟み打ちですか?でも僕の敵では無いですけどね!」
ロボは、その場で回し蹴りをするように片足を上げて回転した。
その瞬間、二人は弾き飛ばされてしまった。
(全然足には当たって無いはずだし、さっきはあの距離なら余裕だったはず…)
「あれ~クリーンヒットしちゃってるよ~?君達、大丈夫か~い?」
「チッ、仕方ねぇな…」
蒼は、ゆっくり歩きながらロボの真正面に立った。
ロボは蒼に向かって数歩走り身体を半回転させながら鋭い爪のついた手を大きく振った。
はっきりとは姿が見え無いほど早いその動きに蒼は半身を横に移動させたもののロボの手を完全には避けきれなかった。
ロボの手は見事に蒼の肩に突き刺さった。
(蒼は今の…避けられなかったのか?)
「君遅いよ~遅過ぎだよ~君それじゃあ、もう刀使えないんじゃない?
まぁ…どうせ君の刀では僕のソフィアに傷1つ付けられないだろうから使えても意味ないだろうけどね?(笑)」
「捕まえたぜ…」
蒼が自分の肩に突き刺さったロボの手を逆の手で掴んだ瞬間バリバリという音と共に辺りは真っ白になった。
(今のは…電気?放電?魔法…?)
ロボは全身の至るところからパチパチと音を立てて青白い雷光を出している。
「ちょっと君っ!なんてことするのさっ!ソフィア!?早く動けよ!このボケ!!」
(ロボは止まってるのか?)
次の瞬間、蒼は刀の柄の方でロボの頭を至近距離で思いっきり突いた。
ガコーンと大きな音がしたがヘルメットは健在だった。
蒼はすぐさま飛び上がり両手で柄の部分を立てて、落ちて来る力を加えて柄で頭を直撃した。
今度は重くて鈍い音がしたがヘルメットはまだ残ってる…
(ヘルメットが歪んでグラグラしてる?)
雷光が僅かに残る中、ロボはブーンと大きく両手を振った。
(くそっ!もう動けるのかっ!?でも動きはかなり鈍いっ!?)
蒼はロボの手に着地するように手の上に乗り、手を蹴って肩を押さえながら後方に飛んだ。
蒼と交代するようにロボの背後からサトコさんが走り寄りロボの頭めがけて思いっきり何かを振りあげた。
カコーン!!
なんか聞き覚えのあるような金属音と共にロボの頭のヘルメットが遠くへ飛んだ。
(え…?き、金属バットぉ!?)
「今よ!」
「どけ!」
蒼とサトコさんの声が響いた。
サトコさんは後ろに飛んで頭を押さえて小さくかがみこんだ。
蒼は片方の腕を押さえたまま半分屈んだような姿勢で、いつもドアを出す時のように手を前に出していた。
次の瞬間ロボの頭の真っ直ぐ上から細い1本の雷光がロボの頭めがけて落ちてきた。
ロボの頭部がうっすら半透明になったかと思ったら、奥に見えた丸い玉のようなものが、パーンと音をたてて破裂した。
丸い玉と共に頭が吹き飛んだロボは、ガタンと両ひざをついてからドサッと前向きに倒れた。
「ソフィアァァァ!!?」
走り寄る少年は、まだうっすらと見えているのに触る事も出来なくなったソレを必死に触ろうとしていた。
「何でだ、嘘だよ!?僕は最強なのにっ!起きろよソフィア!起きて戦えよっ!」
それは静かに消えていった。
「お、オマエらなんか、ただの集団いじめじゃないかっ!何だよっ、寄ってたかって罪の無い子供をいじめてさ!最低最悪の極悪軍団じゃないかっ!ソフィアを弁償しろよ!僕のお父さんは会社の課長なんだからな!オマエらの事なんか調べて請求書おくってやる!」
サトコさんは厳しい顔で少年に言った。
「君は自分が悪い事をしたと言う自覚はないの?」
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