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Dream Quest 本編61

(え?なんだ?クエストで武器を貰って…それは武器で指輪で?元に戻したい?)
「彼女は既に武器を持ってる事を“知っている”し、彼女は元の武器の形も“知っている”から、後は彼女次第で元の形に戻せるって事だよね~?
だって彼女自身がはっきり自分でそう言ってるんだしさ。
でも僕達は元々武器など持ってないよね?サトコもタツヤも僕には見えない別の形で持ってるの?」
デッドは、それなりにサトコさんの話を理解しているようだった。
「うん、そうそう!言葉でサラっと言っちゃうと、どうってことない話に聞こえるけど自覚とか認識って結構重要なのよ!後…私達は武器を持っていないのではなくて今は無形という形をしているだけね。
そして手にする武器の形は私達が自分で決めなければならないのよ」
「僕だけが武器を持ってないんじゃないんだね、あ~よかった~」
デッドは変なとこで納得していた。
俺も何となくはわかるような気がしたが、かなりあやしい感じだった。
(無形というかたち???)
「とりあえず、みんな武器は持ってるっていうか、何かすれば出して使えるようになるという事ですね?
で、具体的にどうやって武器を出す?現す?んです?」
俺は手を表裏とひっくり返しながら見ていた。
「だから、そこで念じるんですよ?ねっ?」
少女は真面目な顔で俺を見つめるように答えたが俺にはサトコさんが、みんなで並んで念仏大会をしようとかいう非科学的な事は考えてないだろうと思っていた。
「経験も危機感も無い者がちょっと念じたぐらいでは、そううまくは行かないわ。
だからね、どうしようもなく、そうしなければならない必要に駆られる環境に身を置く必要があるのよ!」
サトコさんは自信満々のように何だか凛々しく説明している。
「必要に駆られる?実践戦闘って事かな?」
「へぇ、僕そういうの初めてだよ~」
「私、がんばります!」
サトコさんは、いつものちょっと怖い笑顔をしてから本格的な説明に入った。
「今から私達は洞窟に入るの!そこには草原より小型だけど数がとても多くて動きも素早い生き物がいるわ。
そこでは逃げても避けても、きりが無くて戦うしかないと追い込まれるはずなの!
その状況をどうにかするには武器が必要なんだと自分に嫌と言うほどわからせるのよ!
いい?誰かが叫んでても逃げ回ってても、絶対に助けに入ってはだめよ?
助けなど来ないので自分でどうにかしないと!という危機感も時には必要だからね。
まぁ自分の事で手一杯で人を助けてる余裕は無いと思うけどね。
ただし運よく武器が出せた人は他の人を助けてもいいかもね。
人が出せた武器を見たら自分にも可能だっていう自信と、まだ手にしてない焦りとが加わって、いい効果が得られるかも知れないしね。
ガイドのいる人はガイドに助けも手出しもするなと命令しておいてね!ここに置いて行ってもいいわ。
ドラゴンちゃんは、ちょっと洞窟は狭くて無理だろうし、中で火でも吹かれたら大変だからお留守番ね。
それじゃあいいかな?質問は無いわね?いくわよ?」
俺は蒼に絶対何もするなと命じた。
少女は自分のガイドに外で待ってるように言ったようだ。
「サトコ~この中には何が居るの?」
「入ってからのお楽しみ!」
サトコさんは悪戯にニコニコしていて、ちょっと…いや、かなり不気味だった。
俺達は洞窟の中に入った。
かなり暗くて灯りなどもないが不思議と歩けないほど暗いわけでもなかった。
その時、カサカサと嫌な音がした。
(また虫か?)
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