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Dream Quest 本編60

「あのっ、これやっと材料がそろって…その、お店で交換してもらったんですけど!
どうすればいいのか全然わからなくて…」
「どうすれば?」
「どうにかするものなのか?」
「素敵だと思うけど~?」
「はい、これ武器!のはずなのですけど…」
そう言いながら少女は指輪を眺めている。
「へぇ…武器ってそんなだったんだ?」
(サトコさんっ?それも初めて見たとかいうオチですか!?(汗))
「魔法でも使えるのかなぁ~」
(あ、そういうのもアリか…)
「武器なのか?」
(メリケンサックみたいに使うのかな?まさかね…)
「槍のはずなんですけど…」
「それが槍?」
(変化するという事か?)
「どうみても僕には指輪にみえるけどな~」
(誰が見ても指輪にしか見えないだろっ!)
「念じてみればいいんじゃない?」
(おお!なるほど!さすがサトコさん)
「お店の人も、念じろって…でも、何も起きないというか…よくわからないというか…」
少女は下を向き少し涙目になっていた。
「まぁ、本来念じさえすれば何でも出て来るような生活をしてないからね…
どのぐらいとか、どうやってとか、分からない方が普通でしょ?
だから私達は今日この中で戦闘訓練と武器作成をマスターしようと思ってるの!
念じなければいけないのは同じだから今日だけ一緒にやってみる?」
そう言うとサトコさんは、洞窟を指さして見せた。
「いいんですか?」
少女は嬉しそうに顔を上げた。
俺は、まだ何も聞いていなかったのもあり意味がよくわかっていなかった。
「サトコさん、武器作成って…洞窟で材料でも掘るんですか?」
「え?そんな事するつもりなら、まずツルハシを念力で出さないといけなくなるわよ?
私達も念じて武器を出せるようにならないと、この先ずっと素手じゃ大変でしょ?
タツヤ君も武器欲しがってたしね?」
「えええっ?そりゃ欲しいですけど、かなりの訓練が必要って言ってませんでした?」
「んまぁ…訓練と言うより、要はやり方?とコツなのよっ!」
「念じて武器とか、なんか楽しそうだよね~?」
「そうですよね」
デッドと少女は顔を見合わせてニコニコしている。
「やり方とコツ?」
「まず、私達は普段の現実で何かあれば直ぐに武器を取って戦わなくてはいけない!という常識も習慣も考えも無いでしょ?この世界では何でも瞬時に手に入れる事ができるけど実際は何でも!ではなくて、良く知ってる事と強くイメージ出来る事が重要なのよ。
後は習慣や日頃の考え方にも左右されるかな…
内戦や戦争で戦地になっているような場所に住んでいる人なら常に武器を近くに置いて、何か物音が聞こえたら直ぐに武器を手に取り身を隠すのが普段の日常になるほどの経験と体験を持ってるけど、私達はそれを傍観したことぐらいの経験しか無い。
だから今の私達には武器で戦わなくはいけない!という強いイメージも無く具体的に、どんなものを、どう使って、どんな風に戦うかの経験がろくにない。
だから私達は実際に何かと戦って、戦うためには武器が必要なんだって事を自分自身に身を持ってわからせてやる必要があるの!
彼女が貰ったという武器は、これは武器なのだという記憶が焼きつけられた状態ね。
今の彼女にはどうやって使うのかがわかってないけど、それが武器だと言う事は自分でも言ってるし、疑ってもいないでしょ?
ねぇアテナさん?あなたは、それが武器の形をしてた時も見てるのよね?」
「あ、はい…飾ってあった時は凄く綺麗な槍でした。
だから、それを見てどうしても欲しくなって…クエストを受けて、ずっと材料を集めてたんです!でも、お店の人が持ってきて目の前に置かれた途端、指輪に変わってしまって…とりあえず指にはめてみたのですけど、どうすれば元の形に戻せるのか全然わからなくて…」
「それで元の形に戻したいのよね!?ね?今のでわかるでしょ?」
サトコさんは悪戯っぽく俺に聞いてきた。
「えっ?わかる?何がだろう…?(汗)」
俺がそう答えるとサトコさんはガックリしていた。
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