スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Dream Quest 本編59

「サトコは、タツヤをずっと待ってたんだよ?
サトコは一人だから、タツヤを探すのはとっても大変なんだし、女の子を一人で長く待たせておいて平気でいるのって何様だよ~?
僕だって人を探せる能力なんて無いからさ~今日サトコを探すの物凄く苦労したんだよ?
最初グレイにサトコの所に飛んでって言ったら、何の事だか分からないみたいでさ~
仕方ないから、ずっと空から探してたんだよ~それで、やっと見つけて…さっきグレイにサトコを会わせてさ、この人を覚えてねって言ったんだ。
グレイがわかってくれたかどうか僕にはわからないけどさ、何もしないよりはいいでしょ?
あ、グレイ!ついでにタツヤ達も覚えておいてほしいなっ!」
「えっ?デッド君、私は別に待っているわけじゃないわよ?」
「サトコ~そいつばっかりじゃなく僕の心配も少しはしてほしいな~」
(サトコさんは、いつも待ってる?そういえば俺も、いつだってサトコさんが先に来てるもの!と思い込んでいたよな?
ひょっとしてサトコさんは俺達を探知できないのか?
どうでもいいけど…オマエが今日サトコさんを探すのが大変だったのは俺のせいじゃないだろう?(汗))
俺は、他人がみんな自分と同じだと思ってたわけではなかったが、それぞれに違うという当たり前の事を忘れそうにはなる…
何がどう違うのかは見てるだけでは解らない事も多いものだ。
それでもデットの前でサトコさんに、アレコレ確認するわけにもいかず、俺は頭の中でアレコレ考えを巡らせていたので、その場は黙り込んでしまっていた。
(聞いておく事は全部聞いたつもりだったけど、なんか後から後から良く考えるとどうなの?って事が出てくるよな…前なら、その場ですぐ聞けたのに今は無理だし…早いうちに店にでも行って少し話をした方がいいのかもな…
行く時はやっぱ手土産の一つでも持って行くべきなんだろうか?
いや…俺って一応お客なんだよな?え?俺は店に行くのか?家に行けばいいのか?
どっちに行けばいいだろう…あ、店が営業中だったら家に行っても仕方ないか…
いや…家も店も同じ建物だし…?)
俺の頭の中は、もし誰かが聞いていたら、そんな事どうでもいいだろう!?と突っ込まれそうな事に話が大きくズレていたが、突っ込む人が居ないおかげで俺は、どうでもいい事をアレコレ考え続ける事ができてしまっていた。
その時、聞いた事のある声がした。
「あ~やっと見つけた」
そう言いながら息を切らせて女の子が約2名、俺達の方へ走ってきた。
どうやら昨日の女の子だ。
「もし見つけられなかったらどうしょうかと…」
(えっ?なんで?)
俺は無言で即答していた。
「どうしたの?」
サトコさんは、岩の上で座ったまま身を乗り出して問いかけていた。
デッドは、なんだ?という感じの顔で彼女達を見ていた。
「あのっ、昨日は有難うございました。あのっ、それと…」
そう言うと彼女は俺達の方に手を出して中指にはめられていて大きな宝石がついている指輪を見せようとしているようだった。
「指輪がどうかしたの?」
「指輪?」
「凄い宝石だね~」
俺達は口々に思った事を言葉にしたのだと思う。
スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。