スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Dream Quest 本編56

「あ、でも、ここには警察みたいな人?いるみたいだよ?
個人のもめ事に出て来てくれるかどうかはわかんないけど何処かの国が戦争がどうのと言ってたのもあるし、なんか物凄い組織みたいなのもいるようだし~あれは、そいつらを捕まえる人達なのかな~?」
デッドは、とっても凄い話をサラリと話しはじめた。
「それはどういう事?」
サトコさんは、身を乗り出して尋ねた。
「えっ、たまに途切れ途切れに聞こえてきてた話しってだけだから詳しい事はよくわかんないよ?
ここで戦争の兵を作るんだとか、誰か偉い人をどうにかするとか実際に手を下さずとも
国が取れるんだとか?その実験をしてるとか?そういうのを阻止するために色々調べてる警察みたいな組織の人らしいのがいるようだとか、あと、なんだっけ?
有名な古代文明の名前みたいなのそれを復活させるとか?そういうの色々あるみたいだよ?
あ、そんなところにノコノコ飛んで行って捕まったり何かされたら嫌なので僕は見に行ったりした事はないから、どんな人とかはわからないからね~?」
相変わらず、軽いと言うか凄い話なのに凄そうに話さないデッドを俺はなんか不思議に思ったので聞いてみた。
「デッド!君はそういうのを多く聞いているにも関わらず、なんかやけに落ち付いてると言うか怖がってないと言うか…それがなんか不思議なんだけど?」
「え?僕だって最初に聞いた時は、なにこれ!?って思ったさ~
でも、良く考えたらさ~現実だって今実際に何処かで常に戦争してるんだし、偉い奴は欲の塊みたいな悪い事を裏でコソコソやってるらしいしマフィアとかわけのわからない組織とかも映画だけの作り物じゃ無く実在してるわけだし、僕達が知らないだけでさ、裏側には、もっと凄い事や凄い人きっとうじゃうじゃしてるんだよ~
そのぐらいタツヤも知ってるでしょ?でも、それ知ってて毎日怖がって生きてきた?
関わりさえ無ければ誰も何とも思わないのが普通じゃないの?
この世界も、そういう奴らに既に汚染されてるんだなってのを知った時は本当にショックだったよ?
でもさ~現実でも、それをどうにかしようなんて思わずに他人事で知らん顔してても割と平凡に楽しく生きていけるでしょ?
他所の国はどうかわかんないけど僕達の生まれた国ではそうだよね?
ここだって変わらないと思うよ~?第一僕なんかには考えた所でどうしようもない事じゃない?
タツヤは、この世界で、そいつらをやっつけるヒーローにでもなる予定なのかい?」
「いや、そういうわけじゃないけど…」
俺はデッドに対して何か微妙な違和感を感じていた。
(コイツ、話が軽いっていうのとは少し違う?なんなんだろう?言ってる事は、その通り!という事ばかりなんだが…なんか引っ掛かる…達観してる?それも違う気がするな…悟ってる?それとも少し違う気がする…単なる時代の差というのでもないだろう?あ~もう、なんだろうな…この感じ)
俺は、思い出しそうで思い出せない言葉のように、なにかモヤモヤしたものを感じていた。
サトコさんは険しい顔をして何かを考え込んでいるようだった。
デッドは何を思ったのかサトコさんの顔を覗き込んで囁くように話し始めた。
「サトコ、そんなに心配しなくても…他所の国が裏で何かろくでもないことやってるんだな~ってだけだよ~?
そんなのリアルでも普通に、いっぱいいある事だし、気にしてたらきりが無いよ~?
ここでは楽しくなるような事考えようよ~?僕が楽しい所連れて行ってあげようか?」
慰めてるつもりなのか励ましてるつもりなのかデッドは楽しそうに?話しをしていた。
「そうね…」
そう言いながら、口元が笑ってても目が笑っていないサトコさんを見て俺は、ふと最初の日の事を思い出していた。
(「とてつもなくデカイ危険があるとわかれば、その時は即座に撤退するのが賢明だろう…」
サトコさんはどう思ってるんだろうな…)
国同士がどうのとか国の偉い奴がどうのとか…とんでもなく権力のある裏組織とか、その存在を知った所で俺達にどうにかできる話では無い事は俺もサトコさんも、わかっている事だった。
それでも現実でだって、そんなものに遭遇した事は無く、この世界でも、それを見た事も無く、何の実感も危機感も湧いてこないというのが今の感覚だった。
(別にそういうのを敵に回すと決まったわけでも無い…そういう輩には邪魔しないので勝手にやっててくれ~で無視すりゃいいんだろうか?
まだ始まったばかりなのに俺達の、この先ってどこに…あれ、なんか頭がふらふらするような…なんか頭が重いような、少し物が二重にみえる…)
「オイっ!タツヤがノンレムに移行する!限界だ、俺らは帰るからな!」
遠くで蒼の声が聞こえてたような気がしたが俺は、もうわからなくなっていた。
スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。