スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Dream Quest 本編50

「普通の人間が生き物を作るってのは考え難い事だから、あれは彼の抱え込んでる多くの物が、彼から出て?離れて?そしてそれだけで意思を持つように集まって…こちらの世界の幾らかの似たようなものを取り込んで形になってるんじゃないかと思うけど、彼自身は気がついてはいないかもね…ある種の分身みたいなものといえるのかな?」
「何かが集まって形をつくる?」
「私達だって、ここでは現実にいる元の自分というデーターが集まって、そっくりそのままに形成されてる分身みたいなものだし、ここの世界の生き物とかもね人がここに持ってくる記憶…見たもの、聞いたもの、触れたもの得た情報以外にも、思考や感情…特に感情などはパワーが大きいから、人から出て個別になった時、独自で何らかの形を作ろうとする傾向が大きくなるみたいなのよ。
そして形になったものが生物であったり住人であったりして、この世界そのものを別の角度から作り上げてもいる」
(なんかまた難しい話しになったな…(汗))
「人から出て個別に…?」
「う~ん、どう言えばいいんだろう…呪いとか言霊とかいうのは知ってる?」
「知ってる…ような、知らないような…?聞いた事がある…程度ですが(汗)」
「それが式や怨霊に変わって行くような感じだと思うんだけど…」
「四季や音量…?さっぱりわかりません…(汗)」
「まぁ、あのドラゴン君は彼から生まれたのだとは思うけど、普通の人間で自然にそんな事が起きるのかしら?起きるとしたら…」
「あの…普通の人間、って言いましたよね?じゃあ普通の人間じゃないなら作れるものなの?というか普通じゃない人達ってサトコさんみたいな技術者な人達?」
「この場合の普通、普通じゃないってのは個人限定の事で最先端の技術や道具が無いと、どうしようもないようなものじゃなくて…魔術師とか妖術師とか呪術師とか教祖様とか…
まぁそういう人達って事かな?
ああいう人達って意識と言うのか意思と言うのか精神と言うのか魂と言うのか…まぁ、そんなものの半分ぐらいが眠って無くても常にこちら側にいる人達!って感じ?ああいう人達が独自に“なんとか界”とか呼んでるそれぞれの特別な場所は、おそらくだけど、ここの事じゃないかと思うのよ…或いは場所そのものは別なのかもだけど、ここと繋がってるのでは?と私は思ってる…全部、私の仮定の話だけどね」
(なんだか話しがオカルトになってきた…)
「えっと…」
俺が続きを聞こうとした時サトコさんは少女を見ながら真面目な顔で言った。
「彼女の事も気になるし、ちょっと長話は後にしましょう。二人とも私の考えを簡潔に言うわね?
さっきの彼の事なんだけど彼が探してるのは私かも知れないという事で、もしそうなら
私はその理由を聞きだしたいと思ってる…これが1つ目
また、何処まで信じていいかは解らないけど、彼の知ってるという外の情報とやらを聞いてみたいと思ってる…実際ここで他のモニターに何か尋ねてみても外の情報は殆どわからないと思うし、外に出たら人と会うかさえわからない…もし会えても話が出来るとも限らない…なので彼から聞ける事は些細な事でも聞いておきたいと思うし、ひょっとしたら彼は私の知りたい情報を持っているかも知れないとね…これが2つ目
だから、もし気紛れに彼が戻ってきて、そしてさっきのように同行を申し出るような事があれば、とりあえずしばらく一緒に居させてみてもいいのではと思ってるの。
ただし、彼の探し人が私であるかもとか、私の本来の姿の事とか、私達の旅の目的とか、その辺りの細かい事情などは彼には一切教えない方がいいと思う…
もし聞かれたら、そうね…この世界の未知なる事を知りたい夢見る無謀な冒険野郎とその御一行様!とかでいいんじゃないかな?というのが私の希望なの…」
サトコさんは、かなり早口で一気に言い終えたようだった。
その後、暫く沈黙が続いた。
「あの…何で何も言わないのかな?」
サトコさんが不安そうに俺達を見た。
俺は何を聞かれてるのか良く分からずにいた。
「えっ?ここはなにか言う所?」
「あのね~いいとか、それは嫌だとか賛成とか反対とか意見とか、とにかく何もないのは変でしょ?」
サトコさんは、本当の女の子のように顔を突き出して一生懸命な感じだ。
「えっ?反対する理由とか思いつかないし…サトコさんに同行するっていうのが俺の目的みたいなもおだし…言われた通りにすればいいんだなって無言で納得してたっていうか…」
「俺様はタツヤのガイドだからな?オマエの希望も事情も知った事じゃない」
蒼は相変わらずだった。
「と、とりあえず、どうもありがとう。
じゃあ、その時があった場合は打ち合わせ通りに宜しくね」
「うん、大丈夫ですよ」
(今のって打ち合わせだったのか?(汗))
サトコさんはニコっと笑ってすぐに少女の方へ走って行った。
俺と蒼も後に続いた。
スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。