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Dream Quest 本編44

「そういえば、さっき倒した奴なんか落としてましたけど、あれなんですか?」
「ん?なんか落としたの?何だろう…」
「あれです」
俺は落ちてる物を指さして言った。
サトコさんは落ちているカプセルのようなものを拾って、振ったり日にかざしたりして見ていた。
「これが何かはよくわからないけど、たぶん広場の店の交換クエスト用の素材だと思う…とりあえず拾って持っておきましょうか」
(クエストの交換品?武器もあるって言ってたよな…なんかカッコイイ武器が欲しいよな…あっ!そう言えばっ!)
「サトコさんっ、さっき蒼が何か大きな刃物みたいなもの持ってましたよね?あれって…」
「うん、やっぱり日本男児は刀よねっ!私も薙刀とか持とうかしら?」
(いえ、そんな感想を聞いてるんじゃなくて(汗))
「アレどこから出してきたのかなって…」
「う~ん、夢って基本的に、そこにある物には触れるし、乗り物なら乗れるし、食べ物には一応味もあるし、人なら会話も可能…でも、どれも物質そのものではないのよね、まぁ自分も同じ素材だともいえるんだけど…だから持って無かった物を、いきなり持ってるとか、持ってた物や居た場所が瞬時にガラっと変わってしまう事も夢の中では、割とごく普通の現象なのよね。だからいきなり武器を持っていても何の不思議でもないのよ?」
「なんか便利と言うか、やっぱり不思議ですけどね?」
現実ではあり得ないけど、人は普段の夢でそんな事があっても、こんな事はあり得ない!これは夢なのか?とかいちいち夢の中で考えたりしないでありのままを受け入れてしまうのよね…そっちのほうが、ある意味不思議だけどね(笑)」
「そっか…じゃあ俺も武器を出したりできるんですか?」
「人は起きてる時に考えてた事が、その日の夢になりやすい人とかもいるし、夢をコントロール出来るという人もいるんだから原理的には武器を出したり思った場所に移動したりなんてのも物凄く難しい事じゃないよ?でも急には無理だね…やっぱ訓練みたいな事しないとね。ガイドは人の脳が作りだす夢と夢世界の原理を応用して作られたものだから、特に訓練とかしなくても、夢の中で誰もが特に望まなくても知らずにやってのけてしまえる不思議程度なら意思で行えるようになっているわ。
でもガイドは基本的に何でもできる完全無敵な超強力万能ヒーロー!なんてのにはなってないけどね」
「えっ?そうなんですか?」
「そんなの連れて冒険しても面白くないでしょ?ゲームだったら最初の町を出たら
いきなりラスボスの前にワープして瞬時にラスボス倒して終わっちゃうわよ?」
「確かにそんな最強は嫌かも(汗)」
「それに、LVアップや経験値とかでステータス強化が出来なくても、人は体験で何かしらの成長はするでしょ?だからね…ガイドも人と共に成長するように、そしてその成長が目にも見えて一緒にいる事で、その成長が楽しみに思えるようにって成長システムが組み込まれているよ」
俺は蒼の方を見ていた。
(成長システム?)
「目に見える成長って?」
「まぁ、体験や経験と言う経験値を得る事で徐々に進化する!という感じかな」
「進化?外見が変わるとか?」
「それもあるかもね~ただ羽が生えるか、角が生えるか、機械化するか、大きくなるか、
強くなるか、特殊な能力に開眼するか、見た目は何も変わらないか、どうなるかは個体差があるので、どう変わるよとは言えないけど(笑)」
(あの耳の横から角が生えてるなんてのは想像したくないけど、羽とか生えたらかっこいいかもな…ロボ化はなんだかなぁ…特殊能力とかはいいよなぁ…)
俺は相変わらず蒼を見ていた。
その時、蒼がこちらを向いて言った。
「おい、なんか来るぞ?」
俺とサトコさんは蒼の見ている方を見ながら身構えた。
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