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Dream Quest 本編41

ふと気が付くと、俺は見覚えのある部屋に立っていた。
そこに蒼が立っていて俺に気が付くといきなり話し始めた。
「タツヤ様、あなたは今眠りにつき、そして夢の世界へ来られました…でございます。
覚えていらっしゃるで、ございましょうか?」
(うわ~これも仕様というやつか?ガイドが可哀そうになるほど面倒臭い仕様だな(汗))
「ちゃんと覚えてるよ?行こうか」
そう言うと俺は昨日通った扉に向かった。
「ヤツヤ様、端末でお調べになる事はございませんでしょうか?
端末についてお忘れの場合は、説明させて頂きますでございますが」
「ないない、行くよ?」
俺は、とにかく早く行きたくて扉の方へ向かっていた。
次の一瞬俺は襟首を掴まれて思いっきり引っ張られた。
「何処へ行く?そっちは広場だぞ」
「えっ?そうなの?(汗)」
蒼は腕組をして聞いてきた。
「一応聞くが、昨日の場所で良いんだな?」
「そうだよ、サトシさ…(いや違うな)サトコさんも待ってるだろうから早く行こうよ?」
蒼は少し何かを考えてるようだったがチラっと俺を見て、扉の方へ向かって行った。
「えっ?そっちは広場にでるんだろ?」
次の一瞬、ぐわっと噛みつきそうな顔で振りかえって俺を睨んで言った。
「だから、紛らわしくて間違えそうなものは消しておくのがいいだろう!?」
「えっ?うん、そうだね…」
(そんな怒らなくてもいいじゃないかよ…)
蒼は、相変わらず魔法使いのように扉を消し別の壁に魔法使いのように扉を出した。
(あれはどういう原理なんだろうな?魔法…じゃないよな、たぶん…でもMPとか使ってんのかな?今度、サトコさんに聞いてみるかな)
「いくぞ」
俺達は扉の中に入った。
この扉はドアが開くわけではなく、そのまま通過する感じで、扉に入った瞬間真っ暗なエレベーターに乗ったような感じになる。
それも、ほんの一瞬で視界が明るくなると現地に到着という感じだ。
おれは辺りを見渡した。
360度地平線が見えるほどの広大な草原である。
「サトコさんまだ来てないのかな?」
(というよりこの広さで出会えるのか?)
蒼は、ただ遠くを眺めてる様にしか見えなかったが、直ぐにある方向を指さして言った。
「向こうにいる」
「えっ?どこ?見えないけど、ひょっとしてすごく目がいいのか?」
「広域スキャンしただけだが?」
「えええっ?そんな事もできるのかっ!?」
(見た目は人っぽくみえるけど、中身はロボコップみたいな感じなのか?なんか実は凄いんだな…)
俺は、蒼の事をマジマジと見惚れてしまった
サトコさんとはすぐに合流できた。
「サトコさん」
「おっ、来たね」
「じゃあ始めようか」
「えっ?何を?」
「モンスター退治かな?」
「おおっ!頑張ります」
「タツヤ君は、無理に戦闘に参加しなくてもいいからね」
「ええっ、俺も戦いますよ?」
「うん、戦闘には経験で慣れてもらうしかないんだけど、基本的には、人にはLVだの体力だのという数値があるわけではないので、倒す事が経験値になる、イコール強くなる!ではないんだよ。
タツヤ君には、避け方や逃げ方などそいういうのを身に付けてほしいかな」
「えっ?倒しちゃいけないんですか?」
(LVも経験値も無いの?なんかションボリだな…しかも避けたり逃げたりだけとか…なんで俺そんなチキンな役割なの?)
「倒してもいいけど、私達は魔物を倒す事が目的で夢の中にいるわけではないからね。
危険は回避しなければならないけど戦闘そのものは無い方がいいでしょ?」
「無益な殺生は避けろと?」
「まぁ、そういう事になるのかな」
(でも、倒してもいいんだよな!?)
俺達は、話しながら小走りで移動していた。
段々、草の背丈がまばらになり鬱蒼とした草原になっていった。
「背の高い草の中で移動してると音を聞きつけて向こうから寄ってくるけど、草の中では戦い難いので、開けた場所まで誘導するよ」
ゲームキャラを操作する!ではなく生身の自分(?)が実際に戦うという事に俺はとてもわくわくしていた。
(初心者用と言ってたけど、どんなやつなんだろうな?ねずみとかスライムとかそんななのかな…しかし遠目に見てたら草原なのに、その辺の雑草畑みたいなものではなく俺より背の高い草ばかりだ)
ガサガサという大きな音がして、大きく草が揺れた。
「来るよ」
「来たぞ」
サトコさんと蒼が同時に声を発した。
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