スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Dream Quest 本編40

俺は蒼とサトシさんに何度も交互に目をむけながら、ちょっと情けない顔になってソレを指さして聞いた。
「コレ、やっぱり壊れてません?」
「えっ?違う違う、壊れてるんじゃなくて、この機械の初起動チュートリアルでコレはコレの記憶も意思も無関係にこういう仕様になるんだよ(汗)」
「はぁ、なるほど…」
「お~ま~え~ら~俺様を指さしてコレコレ言うなぁーー!!」
蒼は、相変わらず上を向いて手をブンブンさせて怒鳴っていた。
(なるほどね、壊れては無さそうだ…)
その後、俺は何故蒼が石化しそうになっていたのかとか、お互いに何時ごろ寝るかとか
現実の連絡先の交換や、夢の中の補足説明のようなものとか、多少の話しの脱線もあったが、まるで良く知った友人と旅行の打ち合わせでもしてるかのように不思議と穏やかで
楽しく話をしたように思う。
途中で、食事をしてゆくか?と聞かれたが、それは一応遠慮しておいた。
彼の家を出た時には、すっかり夜になっていた。
(そういえば、凄く腹が減ったな…俺、今日何も食べてなかったような気が…なんか買って帰るかな)
俺はコンビニに寄って弁当とお茶を買って家路を急いだ。
「ただいま」
「おかえり、晩御飯は?」
「いらないよ」
「なぁに、新しいゲームでも買ってきたの?」
「えっ?何で?」
「そんな感じの嬉しそうな顔してるし、ゲーム買ったら、いつもご飯も食べずにやり始めてるじゃない(笑)」
「ああ、まぁそんなものかな!」
(俺って、分かりやすいワンパターンな行動してたんだな…(汗))
俺は、慌ただしく自分の部屋へ向かったそしてカバンから機器を取りだして机に置きガイドの機器を手に取って机に置いた。
一瞬スイッチを入れようかと思ったが、とりあえず何もせずにいた。
(まずは腹ごしらえだ…ひぇ~腹減った)
俺は、床に座りコンビニ弁当を食べながらガイドの機器に目をやり考えていた。
(この部屋で、蒼と会話すると家族に誰か居るのかとか、独り言を言ってるのかとか色々怪しまれないだろうかな?毎日誰かと電話してますというのも、なんか変だし、どのぐらい聞こえるものなんだろうな…)
俺は箸と弁当を置いてハイハイのような格好でドアの前まで行き、聞き耳を立ててみた。
(TVなのか会話なのか、どんな内容なのかもわからんけど一応、向こうの部屋で誰かが
ボソボソしゃべってるらしいのは聞こえるな…こうやって意識して聞けば聞こえる程度だから、大丈夫かな?う~ん、どうなんだろうな…外には聞こえないんだろうかな?
あそこの息子さん最近毎日夜に部屋でボソボソ独り言いってるって近所で有名にはなりたくないよな(汗)あああ~なんでメールとかチャットにしなかったんだよ…)
結局俺は、その夜はガイドを起動せずに装置を装備して眠りについたのだった。
スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。