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Dream Quest 本編39

店主も名前を呼ばれて乗り出していた身体を瞬時に真っ直ぐに戻し照れ笑いを浮かべなががら言った。
「ここで、その名で呼ばれるのはとても複雑な気分になりますね…(苦笑)
紛らわしいとは思いますが、ここでは聡と呼んでもらえると有難いのですが」
「あっ!、す、すいませんっ」
俺は、きっとまだ顔が赤かっただろうけど、それに触れないでいてくれるのは有難かった。
しかし、そんな事より何より俺の頭は夢の事などとは別の事で混乱していた。
(ああ、そうだサトコさんだ…こっちが本体だってのは本当だったんだな…しかし、人の顔などドアップで見るものじゃないな…うわぁ、なんか心臓までドキドキしてやがる…ちょっと治まれよ…俺)
「あ、それから…さっき言おうとしたんだけど」
相変わらずサトシさんは、何事も無かったかのように俺に話しかけてくる。
(そういえば、何か言いかけてたっけ?)
「いきなり夢を思いださない方がいいよ」
「えっ?何か問題でも?」
「必ずしも楽しい夢を見ていたとは限らないからね?」
そう言いながら、サトシさんは麦茶の入ったコップを手渡してくれた。
「ああ、そうか…今度から気をつけます(汗)」
俺はそれを飲みながら、なんとか落ちつきを取り戻しつつあった。
「ん?その声はあの女だな?てめぇ~!」
俺がソレから目を離してお茶を飲んだと同時ぐらいに、その妖怪フィギュアもどきは大声で怒鳴った。
(な、なんだ?)
俺は噴き出しそうになったお茶を無理やり飲みこんでソレの方を見た。
ソレは下の方から上を向いて手をブンブンさせながらサトシさんに何か言おうとしているようだ。
「このやろ~てめぇぇ!死んだかと思ったじゃねーか!」
「勝手に殺さないでくださいよ?」
「うるせぇ!途方に暮れて石化しそうだったんだぞ」
「そんなに心配してくれたんですね?どうもすいません(笑)」
「心配なんかしてねぇぇーーーー!!」
(何の話をしてるんだろう?俺が寝た後に何かあったのかな?)
「蒼?」
俺は、とりあえず夢の事を思い出していたので普通に二人の会話に加わる気で名前を呼んでみたのだが
「これはこれはタツヤ様、先程のご用件は完了致してますでしょうか?では、次のご用件は?
1夢の解説 3夢の予習 4雑談 5体調 6その他 音声で番号をどうぞでございます」
おれは、またしても麦茶を思いっきり飲みこんでしまった…
(げっ!?なんだコレ…やっぱ壊れてないか?(汗))
一瞬石化したのはむしろ俺の方だったと思う。
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