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Dream Quest 本編33

意識が現実に戻ってくる…そう、そろそろ目が覚める時間だ。
目を閉じてはいても部屋に日の光が入っているのはなんとなくわかる。
外の方から人の話し声のようなものも聞こえる気がする。
(朝だろうか?それとも昼頃だろうか?なんだか眠いような…だるいような…昨日の夜更かしのせいかな?あれ?昨日夜更かしなんかしたか?昨日って何やってったんだっけ?昨日…なんか早く寝なくちゃって思って早く寝たような気が…なんで、早く寝ようと思ったんだっけか?)
目は覚めているものの目は開いてなくて目を閉じたままで、ぼんやり昨日の事などを考えてみる。
考えるのをやめたら、また寝てしまえるぐらい体は重い感じで、俺はベットの上で意味も無く何度も寝返りを繰り返していた。
とりあえず時間を見ようと思い頭の向こう側にあるはずの目ざまし時計を手探りで探そうと思ったその時、ガツンと何か固い物がぶつかるような音がして、俺は思わず飛び起きた。
(今のは何の音だ?)
どうやら手首についてる金属の腕輪のような物が目ざまし時計のある棚と当たった時の音だったようだ。
(この腕輪って…)
「あっ!」
俺は、とても小さく声を上げてしまったが、とりあえず何で昨日の夜に早く寝ようと思ったのか、その理由は思いだせたのだった。
俺はベットに座り腕輪を外して、しばらく眺めていた。
(俺って、なんか夢見てたっけ?見て無いのか、覚えてないだけなのか…しかし見て無いのだとすると、これがうまく働いて無かっただけなのか?これで夢冒険ができるとかいう話し自体最初から嘘だったのか…いや、待てよ…こんなの嘘じゃないか!と言っても
俺が単に覚えて無いだけだとか言われたらそれまでなんだよなぁ…?
とりあえず、これが製品版じゃなくて良かったな(汗))
現実の俺の思考が至って現実的な事ばかり考えるのは仕方が無いとして、少なくとも、この時、俺は夢の事など微塵も思いだす事無く、忘れているというより、夢などみていない!
という気分の方が大きかった。
起きたばかりというか、まだ半分寝てるような頭で、ふと時計を見ると昼の11時過ぎだった
(結構寝てたんだな、何時に寝たのかはっきりと覚えてないけど、ひょっとして12時間ぐらい寝てた計算になるのか?うひゃ~そりゃ、ちょっと寝過ぎだろう!
ああ、ひょっとしたら寝過ぎで身体がダルイのかな(汗))
俺は「腕輪の謎」に関しては、どうでも良くなっていて、ベッドかか起き上がり机に腕輪を置いたら部屋を出てキッチンに向かった。
休日だと言うのに、相変わらず誰もいなくて薄暗くて静かな家だった。
インスタントコーヒーを入れて台所のテーブルに座り、籠の中にある菓子パンを食べながら何気なくTVを付けた。
見たい番組があったわけでもなく、TV自体見たかったわけでもないだが手の届く目の前にチャンネルがあったので何となく手にとって操作してしまったというのか…家が暗く静まり返ってるので、とりあえず明るく賑やかにしようとでも思ったのか、とにかく人ってのは無意識に特に意味の無い行動をしてしまうもので、TVをつけてはみたものの俺はTVなど殆ど見る事も無く、まだ微かに腕に残っている腕輪の感触を思い出しながら腕を眺めていた。
(夢は覚えていない事もある…だっけ?そして俺が夢を見たのかどうかは、ガイドに聞けばいいんだっけ?でも、こんな夢を見てたんだよ!とか言われても…それって信じていいものなのか?)
考えれば考えるほど怪しさが増してくる気がするものだ。
(とりあえずガイドとやらを起動させてみるか…)
TVは淡々といくつかのニュースを読みあげていた。
昨日南区でも少年が夜になっても家に戻らないという…これで今月になり少年の失踪は4人目となり…警察でも事件の可能性が濃厚と…失踪者の足取りを追っています
…国の刑務所内で囚人が寝ている状態のまま集団で死んでいるのが見つかり…争った形跡も無く独房には鍵がかけられて…他殺や自殺など考え難いとの事…食中毒や伝染病などの可能性…解剖して死因を確認…
プツン
俺はTVを消して部屋に戻った。
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