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Dream Quest 本編番外

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残った二人編

手を振りタツヤを見送ったサトコは、その場に力無く座りこんでいた。
「オマエ、大丈夫なのか?」
「おや?私の心配をしてくれるのですか?」
「別に…ただタツヤが居る時にぶっ倒れられたら、めんどくせぇ事になるだろうからさ」
「この身体で動くのは初めてだったので少し疲れただけです。
この身体は自分の体にほんの少し手を加えて性能を上げただけ程度のつもりでいましたからね…正直これほど勝手が違うものだったとは思ってもみなくて…完全に私の誤算でした」
「タツヤが意外とあっさり寝てくれて助かったな」
「ええ、本当に(苦笑)」
サトコはそう言って笑いながら、その場で仰向けに寝転がっていた。
少し息が荒い…
「大丈夫なのか?」
蒼は、サトコの隣に座ってサトコの様子を見ていた。
「原付バイク程度しか乗った事のない私が今日からいきなりガ○ダムの操縦士になった!それだけの事ですから…」
「ガ○ダムって何だ?」
「さぁ?私も良くは知りません(笑)」
「ちぇっ、何だよそれ」
「所詮は乗り物…慣れれば、なんて事は無いって事ですよ、たぶんですが…」
しばらく、何も語らない静かな間が続いていた。
時折、動物だか魔物だかの甲高い鳴き声が聞こえてくる。
風が二人の髪を揺らしていた。
「何故、俺様にあのデーターを転送した?」
蒼は座ったまま真っ直ぐ前を向いて尋ねた。
「知っておいてもらいたかった…というより、知っておく権利があると思ったからです」
「オマエ最低の野郎だな」
「私もそう思っていますよ…」
そう言うと、サトコはその場で眠ってしまった。
「やれやれ…」
蒼は、そう言いながら立ち上がり、
寝ているサトコの体を抱えて、どこかに消えたのだった。
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