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Dream Quest 本編29

「あの~すいません」
「何か聞きたい事でもあるのかい?」
やけに爽やかな笑顔で語るおにいさんだったが聞きたい事と言われても特に何も無く俺は少し困ってしまった。
「えっと…」
俺が何か言おうとしたと同時ぐらいに爽やかな笑顔野郎は俺の言う事など聞こえないかのように一人でベラベラとしゃべりだした。
「向こうには色んな店やがあるので1度は覗いてみるといいぞぅ!
そこで欲しいものがあると、何かと交換するように提示されるんだ。
それが何処にあるかは君のガイドが知っているだろう!
知らない場合は、そこの筒状の柱がデーター受信機になってるのでそこに行けばガイドは最新の情報を得る事が出来るので是非連れて行くといいぞぅ!
行きたい場所なども、君のガイドに告げれば連れて行ってもらえるだろう!
残念だが、おにいさんはここを動けないので、君をを連れて行ってあげる事はできないんだよ~はっはっは
それで具体的にどんな場所があるか知りたいのかい?
そうだね~今回は大サービスで少しぐらい教えてあげてもいいんだが全部聞いてしまうと面白くないだろう?だからヒントだけだぞぅ
そうだな~まずは・・・」
(なんて飛び抜けたように明るくて爽やかな奴だろう…はぁ…)
俺は、ほっとくといつまででもしゃべっていそうな、このおにいさんとの会話をやめるのはどうすればいいのだろう?とちょっと困惑していた。
「終わったのか?」
後ろから聞きなれた声がして、それが天の助けのように思えたほどホッとしたのは言うまでも無い。
「これ、どうすりゃ終わってくれるんだ?(汗)」
「黙って居無くなっても追いかけてなど来ないから大丈夫だ、いくぞ?」
「あの、蒼…」
おれは、急ぎ歩き出そうとする蒼の袖を掴んで呼びとめた。
「なんだ?」
「向こうの柱でガイドの最新のデーターが受け取れるって」
「それがどうした?」
「どうしたって…最新情報、受け取っておかなくていいの?」
「新しい花畑が出来ました、新しいお城が出来ました、新しい洞窟が…って、それで?タツヤは季節のお花畑にでも行きたいのか?」
「えっ!?データーって、そういうものなの?(汗)」
「現地の更新データーなんて、そういうものだろう?」
「ああ(言われてみれば)そうかも…」
蒼と一緒に小走りでその場を離れながら、なんとなくチラっと爽やかなお兄さんの方を振り返ってみた。
手を上げたり下げたりしながら顔半分ぐらい笑顔になってまだ何かを説明しているようだった。
「ねぇ蒼…」
「今度は何だ?」
俺は店の方を眺めながら聞いてみた。
「武器とかいらないのかな?」
「いらんだろう、店で売ってるのは見た目重視だ」
「ふーん」
(蒼は、この世界の事をどのぐらい知ってるんだろう…?)
俺はこんなにも何も知らなくて何も知らなさ過ぎていいんだろうか?
俺はこの先、ただの足手まといになるだけじゃないのか…?
「タツヤは俺が守ってやるから、何も心配しなくていい」
聞きとるのが難しいぐらい小声で、ぶっきらぼうに言い捨てた蒼がいた。
(こういうのを、空気が読める奴っていうんだろうかな?俺は思わずニヤケ顔になるほど嬉しく感じていたと思う…でも、こんな獣男に言われてもなぁ…)
ニヤケ顔が苦笑に変わっていたかも知れない…
かなり開けた場所に出て、その隅でサトコさんが手を振っているのが見えた。
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