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Dream Quest 本編25

「あの子は?量産や変更できるなら、また造れば…?会社のだから駄目なのかな?じゃあ他に作れば…」
俺は、何気なく思いついた疑問を口にしていた。
「自分で作ったとはいえ、ガイドのシステム自体が、社のものだからね。
こうやって、基本となる人体データーをガイドのように組み換えて作ると、この存在は元となるものがある単なる人なわけだから、完全に社のシステム外のものにできるけれど、ガイドはシステム面でメイン端末と繋がって無いとほとんど機能しないのよ…それを動かしたければ企業並みの装置が必要になるの、ガイド1人程度なら時間があれば社から切り離せるとは思うけど、現時点では社から切り離して連れ歩くのは無理があるのと、タツヤ君や蒼君達と一緒に行動するためにも、ある程度のシステムは、社のものを無断で借りておきたいわけ!社のシステムなら、よくわかってるので多少は手を加えられるし、何より個人では、とてもじゃないけど全部は作り出せないからね…まぁ、色々と準備するには時間が無かったというのも大きいけどね」
「あ~なんとなく、わかります」
難しい話は、相変わらず何となくしかわからないけど、この人が、こんな姿で現れた理由は、わかった(たぶん)
「まぁ、その他の事は、道中にでも話すよここでの時間にも限度があるからね」
「そうですね、起きて現実に戻らないと?でももう起きる時間ですか?(苦笑)」
「いや、結構長く感じるだろうけど、人が夢を見ている時間ってそんなに長くないんだよ、脳も眠らせてやらないとだしね」
「ああ、そうか、俺は寝てるんでしたよね(汗)」
(現実の俺が寝ている時、こっちの世界の俺は起きて動いてて…?それは夢と言うもので、でもって寝てるのに本当に寝なくちゃいけなくて?深く考えると、頭がおかしくなりそうな話しだよな…)
「じゃあ、蒼君、そういう事だから早く扉を開けてちょうだいね」
サトコさんは蒼に向かって言っていたが目は俺を見ていた。
(ああ、蒼…ガイドは主人の言う事しか聞かない!だっけ?)
俺もいい加減、早く向こう側とやらに行ってみたくて、今日はこのまま寝てしまって続きは明日とかなんて冗談じゃないという気分だった。
「蒼、頼むよ、扉とやらを早く開けてくれ」
「俺様は別に構わないんだが…そこの男女が大きなミスを犯している気がしてな…本当にこのまま進んでいいのか?」
蒼はサトコさんをじっと見ながら、ちょっと意地の悪い言い方をしてみせた。
「私がミスを?」
サトコさんはキョトンとした表情で首を傾げ蒼の方を向いて尋ねた。
「これから、俺様が扉を開きここから外へ出る事になる」
「わかってるわよ?だから早くしてねってお願いしてるじゃない?」
「この先が、どういう所かわかって言ってやがるのか?」
「そりゃ知ってるわよ?」
「オマエは社とは無関係の部外者なんだよな?オマエのような怪しい存在は一発でセキュリティに探知されて通報されて終わりだと思うが?」
(何だ?これから行く場所って、外の世界じゃないのか?)
「う~ん、恐らく大丈夫だと思うわ」
二人が何を言ってるのか全然わからないので俺は二人の会話に割り込んで聞いてみた。
「えっと?何がどうなるという話しなんですか?」
サトコさんは、なんだか可愛らしくこちらを向いて人差し指を立てて軽やかに話しはじめた。
「ん~とね、ここから出たら、まず社の専用空間である広場のような所にでるのよ。
そこはまぁ、外に行くための準備をしたり一緒に行動する相手を探したり、何をすればいいのか聞いたりできる広場専用ガイドもいるんだけど、そこって我が社の専用空間になってる場所なので基本的に部外者は入れないのよね」
「それって、部外者が入ったらヤバイんでは?」
「それがね~基本的に個人ルームと直結している場所で、しかも一方通行だから社のモニターであっても外からはそこに入る事は、まず不可能なのよ。
それは、結果的に社に関係ない者がいるはずがない!という事であるから、部外者が混じってるかどうかなんてチェックする機能なんて必要すらないと思ってたし、基本的に警備員みたいな存在もいないわけ。
今こうやって説明してると、部外者がいるはずがない!という“思い込み”って怖いな~って、ちょっと反省したわ…」
そう言うと、サトコさんは額に手を当てて数回首を左右に振った後、手を肩のあたりで小さく広げやれやれというようなポーズで少し情けない顔をした。
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