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Dream Quest 本編18

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「ほんと、ここまで来るのに思ったより大変だったのよ!じゃあ改めて、自己紹介させていただくわね!」
そう言うと謎の女性は、スカートを両手で持ってフワリとその場に正座を崩したような格好で座りこんだのだった。
「じゃあ、改めてこんばんは」
謎の女性は、ニッコリ微笑んでごく普通に挨拶をしてきた。
「こ、こんばんは?」
とにかく、俺には何が何だかさっぱりわからないので適当に挨拶を返し、相手の出方を見る事にしたのだが…
「こんばんはじゃねーっ!コイツが何者かわかってんのか?」
蒼は女性を指さしてかなり大きな声で怒鳴った。
「知らない…と思うけど?」
おれは、女性をチラっとみてから蒼に向かって正直に返事をした。
「知らないだと!?だいたい、ここには…」
蒼は、相変わらず落ちつかない様子だった。
「ねぇねぇ、コレどう思う?」
殆ど蒼を無視するかのように、スカートをフワっと手で持ち上げて見せながら、謎の女性は少し顔を傾けて笑顔で俺に聞いてきた。
「どうって…えっと、その、どちら様でしたっけ?」
(何なんだろうこの女性…2人目のガイドが出てきたのか?)
いまいち、何について聞かれたのかもよくわからず、何となく間の抜けた質問になったかも知れないがとりあえず穏便に普通に会話をしてみた(つもりだ)。
「ええぇーっ!ひっど~い!お昼に会ったばかりじゃない!私の事わすれちゃったの?」
なんか、上目遣いでじっと見つめられてしまった。
「えっ?あの…えっ?」
(え?昼とか?どこかですれ違った人とか?そんなのいちいち覚えてないし?どこでだろ?えーっと…)
「おまっ、知り合いなのか!?いや、それでも良く聞けよ!知り合いだろうが、親子だろうが、何だろうが、あり得ない事が起こってるんだぞ!そいつは…」
蒼は、一瞬は大人しくなったものの、ずっと落ちつきが無く、とんでも無い非常事態だとでも言いたそうだったが、なんとなく非常事態では無いような気がした俺は蒼の方を見てあっさりと言った。
「蒼、とりあえず話を聞いてみようよ?」
「・・・・。」
蒼は、俺と彼女の間ぐらいに、ふてくされたように腰を下ろした。
「そうね、ふざけている場合じゃ無かったわね」
謎の女性は、真面目な顔つきで話を始めた。
「私は、昼間に君と会い君にこの装置を渡した張本人だと言えば、もうわかるよね?」
「ああ…えっ!?えっ?ええっ?」
(昼間会ったって、あの人だよな?どう見てもどう考えても、あの人は、俺よりは年上の男性で?あれは着ぐるみでした~とか、いやそれはあり得ないだろ…あれは良くできた人形で実はこの女性が操作してたとか?それもあり得ないような気がする…いやしかしコレとアレが確かに同一人物だと言ったよな?今)
俺はきっと、とてつもなく間の抜けた顔をして、頭の上に?マークを浮かべていたに違いない(汗)
「ん~とね、当然向こうが本体で、こっちは…この世界で動きやすいように、ちょっと編集を加えたキャラ!とでも言えばいいかな?」
「編集?そんな事が出来るの?(ってか編集って何だ?)」
「まぁ、ここ自体が色んなデーターがリアル画像化されている世界とでもいうべき所だからね。
その原理をある程度使える人間ならば人物の編集も当然出来るよ。
元のデータを、かなり作り変えてしまってるから存在自体がガイドに非常に近いものになってるんだけどね」
そう言うと、女性はチラリと蒼を見た。
「ガイドはね、一応この世界の登場人物が夢を見ている普通の人間であるのか、それ以外のモノ…故意に作られたガイドだったり、夢の世界の住人だったりなどの判別が出来るようになってるのはもう知ってるよね?
色々な事前のデーターのおかげでスキャンすれば、それがどういったモノなのか、だいたいは解析できるようになっているの」
「えっ?夢の世界の住人なんているんですか?」
俺は、少し驚いて女性を見た。
「そりゃいるわよ。害の無いモノから、有害なものまで色々とね。
だから、判別できないと危ないということもあるのよ…わざわざガイドを付けて護衛するというのもそういう事があるからなのよ」
「へぇ、なんか凄いんですね…ガイドって…」
俺は思わず蒼をマジマジと見てしまった。
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