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Dream Quest 本編91

「あ!そういやぁおまえら…ナイトメアの完全体って知ってるか?」
「ナイトメアの完全体?」
「僕にはナイトメアってのが、そもそも何なのかわからないんだけど~?」
「おまえら風に言えば夢魔とか魔物とか呼ぶんだろうかな?それとも原生生物か?ああ、ほれ!あそこに飛んでる様な奴らだ」
そう言いながらアーケインさんは、この世界の生き物っぽいものを指さしていた。
「アレの完全体?あれを大きくグロテスクにしたような生き物かしら?」
「いや、ああいう奴らが変化するのか別物なのかまではよくわからんが、完全体というのは人型に近い存在になるらしい…まぁヒューマノイドみたいな存在というのが一番近いのかもな…」
そう言うとアーケインさんはチラっと蒼を見ていたが蒼はずっとムスっとして黙ったままだ。
「それが何かあるんですか?」
「いや、軍の基地内でそれらしいのを見たと言う話があるらしくてな…なんでもそんな場所にいるはずもない格好をした妖艶な美女だったそうだ…」
「軍の偉いさんがこっそり娼婦でも呼んだんじゃないの?」
「まぁそんなオチならいいんだがな(苦笑)」
「僕、それだかどうだかわからないけど人みたいなのなら見た事あるよ~」
「見たのか!?何処でだっ!?」
アーケインさんは身を乗り出してデッドに尋ねた。
デッドはアーケインさんに向かって指を1本づつ立てて話を始めた。
「ひとーつ…僕は人間もヒューマーメイドも何がどう違うのか全然区別ができませ~ん!
ふたーつ…僕はコンパスも機械も何も持ってないから位置や座標なんてわかりませ~ん!
みぃーつ…だから僕は見た以外の事には答えられませ~ん!わかってくれたかな~?」
(デッド…微妙にヒューマノイドが人魚になってるぞ…(汗))
「君の事はよ~く理解したぞ!それで?」
「なんか耳の尖がった薄い色の人達がいてさ~あれが有名なエルフ族とかいう人なのかなっとか思ったりしてね~それでね、その人達が消えたり現れたりする所があってね~特に何も見えないんだけどその辺りに出口か入り口でもあるのかな~って感じで前は良く観察してたんだよ~」
(消えたり現れたりするなら、出口か入り口では無くて出入口なんじゃないのか?(汗))
「ほぅ…伝説の種族の国か世界があるという噂は、そんなにまゆつばでも無いって事か…」
俺は以前にサトコさんが言ってた事を思い出していた。
俺達が何とかの世界だとか何とかの国だとか何とか界だとか呼んでる架空のような別の世界は、実はここの事かここにある世界なのかもしれないと言う話だった。
「でも、その人達がナイトメアなのか?全然違うモノって気がするけどな…」
「いや、そいつらの本体が別にあるなら話は多少違ってくるんだが、少なくともこの世界に身体がある生物ならば、それが本体だろうが仮の姿だろうが組成と構造はみんな似たようなものなわけで、ナイトメアってのは特定の種族や種類を指しているのではなく、この世界の生き物の総称ぐらいに考えてくれたいい!」
「紛らわしいから別の名前を考えようとか思わなかったのかしら…」
「おまえらがあそこに飛んでる様な奴を指さして、この世界の生き物だとか魔物だとかモンスターだとか、それぞれ別の名称で呼んでも、さほど間違いも混乱も起きないだろうが、組織というのは何かで統一しとかないと色々と問題があるものなのさ!」
「組織っては色々と大変なのね…ところでアーケインさん?座標が一定ではない深い森の事は何か知ってる?」
サトコさんは例の森の事をアーケインさんに尋ねていた。
「深い森?魔の森の事か?」
「そっちでの名称はわからないけど…わざわざ名前をつけて区別しなければならないほど特徴的な森って沢山あったかしら…?」
「まぁそう言うなよ…確認作業は大事な事だぜ!?ま!森の存在自体は知ってはいるが内部調査は手つかずで放置だな!マトモな生き物は住めないだろうって話だしな」
それを聞いて俺達は少し顔が引きつっていたのではないかと思う。
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