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Dream Quest 本編90

「まぁ民間人に無理いじはできねーんだがな…そういやぁ、おまえさん達はここで何やってるんだ?本当にたんなる旅行やら冒険だけってわけじゃねーだろ?」
「こっちにも色々と事情があるので、今すぐに全部は話せないわ…でも私は自分を襲った人物を探してたというのはある…別に復讐だとか仕返しだとか考えてたわけではないのだけど、見つけて何者か分かって自分が襲われた理由とかも知る事が出来て…その後どうするつもりだったのか…見つけたからといって自分に何か出来たのか…今思えばそこまで深く考えていなかったようにも思う…出来る範囲で協力はするわ…私達に出来る事なんてたかが知れているのだし、聞けば自分達だけでどうにか出来そうには思えない相手のようだしね…でも、まだしばらくは色々と調べてみたいと思ってる…そこの組織が調べていたとかいう碑文みたいなものも幾つか見た事だしね」
「おまえさん、アレが読めるんか…?」
心なしかアーケインさんの顔が険しくなったような気がした。
訳の分からない組織も証を調べていたとなれば、アレが読めるサトコさんが、これからも狙われる可能性があるからだろうか…。
(サトコさんは自分の事もそうだけど、自分の会社が何を探してて何を企んでるのかも知りたいとかだったし、マヤちゃんの件などは全くわからないままだし…色々山積みなんだよな…碑文てのはさっきのやつか…アレも本当に何なんだろうな…)
「アレが何なのか知ってるの?」
「世界中にゴロゴロしている未来予知に基づいた予言文書の1つらしくて、その方面が好きな連中には色々と騒がれてる代物のようだが、モノが夢の中にあると言う事で似たようなモノを見たと言う文や作り話なども多くて現実には莫大な量となっててどれが本物なのか、そもそも本物があるのかどうかすら疑わしいものらしいが…アレが普通の予言文書と大きく違うのは、未来はこうなります!とかいうダイレクトな予知予言の類のものではなくて、未来はこうなるから証とやらを分断して回避したという感じで予言と言うより証探しの謎解きか説明文みたいになってる所が面白いとかいう連中もいるようだぜ?
ただアレ読む事が出来るのは証を持った人間だけという話だが…」
そう言いながらアーケインさんは全身を確認でもするようにゆっくりとサトコさんを見ていた。
「私は、それっぽいものなど何も持ってないわよ?」
サトコさんは両手を軽く広げて、どうぞ見てくださいと言わんばかりのポーズで軽く答えていた。
「ま!そうらしいな…」
アーケインさんはホッとしたような顔で薄らと笑っていた。
「最新鋭で最先端で最高級で高性能な?機器で全身を調べても何も無いのよ!ね、私は何も持って無かったでしょ」
サトコさんはニコニコしながら俺に向かってそう言ってきた。
「俺は、正直ちょっとがっかりですよ…」
「ひょっとしてサトコは伝説の勇者様候補だったの~?」
「今、最先端の科学が私は勇者じゃ無かったって証明してくれた所なのよ!(笑)」
「え~その機械壊れてるんじゃないの~?僕サトコが勇者の方がいいな~」
俺は何となく勇者とその仲間たちみたいな構図を思い描いていた…が…発想が貧弱過ぎてどうしようもなかったのは内緒である。
(サトコさんが勇者とかだったら、なんか桃太郎とその家来みたいな感じだよな(笑)蒼はやっぱ犬になるかな?俺は…キジかサル?どっちも地味に嫌だな…犬でも嫌だけど…ってか、なんでこんな貧相な想像になるんだよ(汗)でも…サトコさんがアレを読めるらしいのは確かなんだよな…証ってのは何なんだろうな…運命とか命とか魂とかだと何度も分断したりできないだろうしな~?)
「私は勇者ってガラではないし、たとえ証ってのを持ってたとしても勇者になるには色んなものが欠け過ぎてるからね…」
「僕はサトコが勇者じゃ無くても別にいいかな~僕にとっては運命の女神様みたいなものだし~」
デッドは明後日の空の方向を見ながら聞いてて恥ずかしくなるようなセリフをさりげなく言ったが微妙なニュアンスになっていた事に本人は気が付いていないようだ。
(運命の女神って…人の運命の糸とやらを容赦なくハサミでちょん切ってくれるとかいう怖くて有難くない神様じゃなかったか?(汗))
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