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Dream Quest 本編86

「おいおい、消されるって…まだ信用されてないんか?俺達が動き出した事なら敵も既に知ってる事だ、おまえらに今話した事程度の内容なんかバラされても口封じに消そうなんて物騒な真似はしねーぞ?」
サトコさんはキツイ目でアーケインとかいう人を睨んで言った。
「私達が秘密に動いてるはずの組織の名称を知っていたり、そのメンバーと面識があると知れたら敵の方に消されるんじゃなくて?」
「あ~そうだったな…すまんすまん、そういう可能性はあるから、とにかく他言はしないでくれよ?で、一応俺の事は正直に言ったつもりなので、ちょっと質問させてもらってもいいか?」
「質問するのは自由でしょ?答えるかどうかもね?」
「うひゃー厳しいお譲ちゃんだな…唐突に聞くが…おまえら怪しい奴見なかったか?」
「僕なんかこのメンバー以外の人間は全員怪しく見えてるよ~」
「うん…怪しい奴ならすぐ目の前にもいるしな…」
俺とデッドはアーケインさんをじっと見ながら答えた。
「ちょっちょっと待ておまえら…とりあえず俺は除外してくれ…それと質問を少し変える…例えば…不思議そうな奴とか雰囲気が普通じゃない奴とかだな…」
「僕はサトコだけに丁寧にしゃべるタツヤが不思議だと思ったよ~?」
「俺だって…ふわふわした感じで何考えてるのかよくわからんデッドの方がよほど不思議だと思うけどな!?」
「ちょっちょっと待ておまえら…とりあえず内輪な話も除外してくれ…えーっと仕方ない…具体的に言うしかないか…赤い髪に赤い服の少女とか青い髪に青い服の少年とか金髪で服が黄色い男だとか見かけた事はないか?」
「ピンクの女の子と緑の男の人とかはいないの~?」
デッドは、またかなり的外れの疑問を抱いたようだったが、それについてアーケインさんはデッドに向かって真剣に聞き返していた。
「ピンクと緑を見た事あるのかっ!?どこで?どんな奴だった?何していた?」
何となく俺はデッドが次に的外れな長い説明をしそうな気がしたので、とりあえず釘をさしておいた。(つもりだ)
「デッド…世界の悪党にゴレンジャーはいないと思うぞ…(汗)」
「え~なに?…違うの~?ちょっと残念だなぁ~」
「なんだ?見たんじゃねーのか?何の事か知らんが…おまえらぁぁ!俺はこれでも真剣に聞いてるんだがなぁ??!!!」
アーケインさんは少しイラついてるようだった。
俺はアーケインさんの質問の意味はデッドよりは理解していたはずだが、なんとなくデッドに話の調子を合わせて適当にやりすごせたらいいとさえ思っていた。
「僕も真剣に話してるよ~?」
デッドがふざけているわけではないのは確かなのだが、そのズレが何なのかいまいちよくわからない所が不思議なのである。
その時サトコさんは少し顔色を変えて下を向いてかすれた声で小さく囁いた。
「青い少年…」
「おや…意外にもお譲ちゃんの知り合いだったかい?」
アーケインさんは少しニヤけて嫌味な言い方でサトコさんに聞いた。
「知り合いじゃないわ」
そう言ってアーケインさんを怖い顔で睨むサトコさんは俺が見ても怖かった。
「怖えーな…冗談だって…で?知ってるんだよな?」
アーケインさんがそう言うと、サトコさんは目をそらすように斜めを向いた。
「…。」
「さっきまで威勢が良かったのに今度はだんまりかい?」
「…あなたに有意義な情報など特に無いわ」
「奴は何をしてた?」
「何を?さぁ…悪いけどそこの部分は見てないわ…私は襲われて自分のヒューマノイドを殺されて私は目を覚ました…それだけよ…」
「何だとっ!?今まで一般人で襲われた奴など一人もいねぇぞ!何故襲われたんだ!?」
アーケインさんはサトコさんの両肩を掴んで激しく聞いてきた。
「何故襲われたのか知りたいのはこちらの方だわ!私が一般人に見えなかったのかしらね…?」
サトコさんは、肩を左右に振って手を払いのけるような仕草をしながら怒ったように大きな声で言った。
「奴は何か言ってなかったのか?」
「さぁ…意味の無い言葉しか聞いた記憶が無いような気がするけど…実は余り覚えてないの…」
「意味のない言葉って…どんなものだ?」
「あほ、ばか、まぬけ、しね…そんな感じの言葉よ…言い方はもう少し酷いものだったように思うわ…ただ彼は明らかに人であったと思うのだけれど何故か魔法のような攻撃をしてきたという事だけははっきり覚えてる、彼はそんなものを発生させられるような機器類は一切持っていなかった…はずだったから」
「なるほど…魔法ねぇ…」
アーケインさんは顎に手を当てて感心するように呟いた。
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