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Dream Quest 本編82

「向こうに少しだけ木や花がある場所がって、そこなら座って話ができそうだよ~」
俺達はデッドの言う場所へ向かった。
そこは木が何本かあるものの見晴らしも良く所々に小さな花が咲いているが、地面は適度に乾燥しているので座る事もできそうな場所だった。
俺達はテーブルでも囲むようにそこに座り、ドラゴンは木の中に入って枝に降りたようだ。
「少しのんびりした気分になるわね」
サトコさんは伸びをしながら話を始めた。
俺は最初は見晴らしが良過ぎて落ちつかない感じがあったが、みんなで座った頃には遠足やピクニックな感じもして話をする事に特に抵抗は無くなっていた。
「そうですね…でもここってまだ手前の方なんですよね?二人はどのぐらい奥まで知ってるの?」
「僕は何処が奥でどこが手前なんだか全然解らないんだけど、ここって手前なの~?」
俺は最初、デッドがまた変な話をしたのかと思ったが、そうではないらしかった。
「手前って言っても私達は社のエリアを基準として近いだとか遠いだとか言っているに過ぎないので何処が真の手前で何処が奥なのかはわからないのが普通ね…元々社がエリアを決定する時にかなりの範囲で平穏なエリアが広がってる場所を選んであるおかげで?近い場所は初心者に最適っぽい感じだし、ここから奥に行くと強敵に遭ったり不思議なエリアに入ったりもするって感じかな?」
「あ、そうだ!不思議と言えば、ものすごく深い森に魔法使いのおばあさんがいるんだよ!あの人ならここの事とかも詳しいだろうし何でも知ってるみたいだから会って損は無いと思うよ~?」
「魔法使い?(汗)」
デッドの話しが嘘や作り話ではないのはわかっているが、たまにとんでもなくズレている事があるので、そのままを鵜呑みにしない方がいい場合もある。
(おばあさんって事は童話とかに出て来る悪役のばあさんみたいな人か?でもちょっと黒い服とか着てたらばあさんなんて皆魔法使いに見えそうだけどな(汗)まぁ…魔法使いの少女とかじゃ無くて良かったような気もするが…いや、それはそれで見てみたい気もするか…)
「たぶん魔法使いだったような~?改まって聞かれたらどうだったんだろうって思っちゃうよね~でも見たらたぶんわかるよ~」
「魔法でも使うのか?それとも鍋で毒りんごを作ってたとか、鏡と会話してたとか?」
「魔法みたいなのは使ってたかなぁ…?鍋はあったけど何作ってるのかは知らないかな~
鏡はよくわからないけど水晶玉みたいなのは覗いてたよ?」
「その人はデッドの知り合いか何かか?」
「僕が森で迷子になってたのを助けてもらったんだよ~その後しばらくおばあさんの家で暮らしてたんだよ~」
「一緒に住んでたのかよ…!」
「その森の事だと思うけど…少しだけ聞いた事があるわ…深くて黒い森があって、普通に入る事はできるんだけど、とてもじゃないけど奥には行けないほど危険だって…それに、その森って座標が一定ではないという話しだったような?」
「座標が一定じゃない?ひょっとして移動してる森?」
「あ~そうかも…でも、瞬間移動みたいに何処に現れるのか分からないとかじゃなくて、たぶん同じ所で動いてるだけだと思うよ?前に何処からでも太陽や月が見えるように何処からでも森に入れてしまうし太陽や月が見えない日でも無くなったわけじゃ無いように森も常にそこにあるんだって感じの事言ってたような気がするし~あれ…でも森に入ってはいけないって言われたんだったかな~?」
「入ってはいけないのに、その人?は住んでるのよね?そのおばあさんは人間なの?」
「うん、なんか変だよね~何で入ったらダメだったんだったかな~?危険だからかな~?そのおばあさんは現実に身体があるって言ってたから、たぶん人間だと思うよ~?」
「そこにはどうやって行くんだ?」
「さぁ…僕は良く知らないけど?探してたらそのうちあるんじゃないかな~?」
「なんなんだそりゃ…デッド!場所知ってたんじゃないのか!?そもそもそこに住んでたんだろ!?」
「住んでたといってもその間は森というかその家から一歩も出た事無かったし~動いてるんだし見えたり見え無かったりするらしいし…でも直ぐ見つかるんじゃないかな~」
「本当に適当だな…(汗)」
「とりあえず目的地はそこでいい?デッド君は里帰りみたいになるのかしらね(笑)私はそこでその人の知ってるこの世界の事を聞いたり…出来れば魔法の事も聞きたいわ…蒼君!前にテスターが森を見たという時の座標データーは残ってるのかしら?」
「無いな。瘴気が強い場所なので見てもモニターを近づけるなとある!」
「そんな危険なところなのかしら?人が住んでるらしいしデッド君も知ってるぐらいだから大丈夫のような気はするし、とりあえず行くだけでも行ってみたいんだけど…いいかしら?」
それは俺達に聞いていると言うよりも蒼に尋ねているような感じだった。
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