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Dream Quest 本編81

2009開の証を持つ者 大量複製され多世界は混沌なる変革が齎される
2010超の証を持つ者 開の証の者に囚われ証を奪われる
2015完全なる証を揃えた者 己に証を使い世界を終焉させる
この観により証は再度分離され世界は再構成される
証は使えぬものである 証は持つ者には何も齎さぬものである
故に運命のみが証を求める
証を持つ者 真なる目的のためだけに証を求めよ

という感じの内容…数字が年号だとしても2009と2010は過去になるわけだから既に終わってる事になるけど、それらしい事など特に聞いた事も無いわけだから私達の知らない所で起こった出来事なのかしらね?…前に見たモノはもっと数字が前のものでね、証を持つ者が殺されたり死んでしまうような話で、そこでも証を分離して再構成したとかあったけど何なのかしらね…まぁ他愛も無いラクガキかもしれないけどね…」
「サトコさんだけ読めると言う事は…ひょっとしてサトコさんが証とやらを持っているとか!?」
「う~ん…残念な事に?先祖代々伝わる家宝もなければ、そういう特殊そうな物を手に入れたとか託されたとかもないわよ?(笑)」
「実は意外な物かも…?」
「意外な物って?」
「例えば…実は体内に宝珠が隠されている!とか…」
「私、健康診断も何度も受けてるしレントゲンだって何度も撮ってるわよ?そんな異物が体内にあったら普通は映るだろうし自覚もあるでしょう?(苦笑)」
「そういうのって普通の人には見えない物であるのが定番じゃないですか!」
「何の定番なのやら(笑)まぁ見える見えない以前に有るのか無いのかすらわからないのではどうしようもないって事になるけどね…私達の体内にそんな面倒な物が入ってたりしない事を願いましょう(笑)」
「ええっ!無い方がいいんですか?あった方がなんかいいのに…」
「特殊なモノなど持っていても、いい事など一つもないものよ…」
俺達は、どこまでが本気なのか冗談なのかわからないような会話で盛り上がっていた。
俺はこの歳になっても自分が特別な存在だったとか特殊な能力を持っていたとか、そんな事にいまだに憧れがあるけれど、こんな憧れも誰もが持つものではないのだろう。
それとも歳と共に薄れてやがては消えてしまうんだろうか?そんな事を考えていた。
そして俺はこの時、サトコさんの言葉の真意をまだ知らずにいた。
そんな事をしているとデッドが何処かから飛んできた。
(ある意味コイツが一番謎な奴だよな?案外コイツが証とやらを持ってたりしてな…)
「サトコ、タツヤ、蒼、えっと今は…こんばんは!になるのかなぁ?」
デッドはそういうとニッコリ笑った。
「こんばんはデッド」
「こんばんは!さてとこれからどういう方向へ目的を定めるか会議と行きましょうか!」
「こんな所で立ち話するの~?こんな場所だと誰に盗み聞きされるかわからないよ~?」
(オマエがソレを言うのかよ…(汗))
「まぁ個人の部屋みたいな場所が用意できたらいいけど個人が作る空間とか夢ってのは鍵の掛ってる家みたいな感じになるのでパーティには不向きな作りなのよね…」
「ふ~ん…ドアをノックして入れてもらったらいいんじゃないの~?」
「ドアというのが見えていれば、それぐらいは出来るかもだけどね…」
「だったらさ~どこかに僕たちの街を作ろうよ~」
「何処かから材料でも調達して?」
「え~パッと出したりできるんじゃないの~?」
「今の時点でパッと出したりできるのは武器とか道具ぐらいね…部屋はそのうち考えておくわ!たぶん聞かれたら困るような話にはならないだろうし、殆どの会話は簡単に聞こえたりしないものだから大丈夫よ」
「簡単に聞こえるらしい人はいるけどな!?」
俺はそう言うとデッドの方を見てニヤリと笑った。
「え~っ!なんか僕が悪者なの~?」
「デッド君はいい人よね!だから話をするのにいい場所とか探して来てくれたりすると有難いんだけどね?」
サトコさんの怖い笑顔がデッドに向けられていたがアレを怖いと思ってるのは、ひょっとしたら俺だけなのかもしれない…。
「わかったよ~!ちょっと待ってて~!」
そう言って少し頬を赤らめてニコニコしながらデッドはドラゴンに乗って飛びたった。
(なんて単純な奴だ…)
俺はサトコさんをじっと見ていた。
その視線に気がついたのかサトコさんは俺に問いかけてきた。
「どうかした?」
俺は小さな声で聞いてみた。
「サトコさん…その身体辛くないの?」
「自分の都合でこんな格好しているんだもの…多少のリスクは覚悟しないとね…」
「多少…なの?」
「そんなに心配するようなモノじゃないよ…この身体は乗り物みたいなものだから慣れるしかないだけだね」
サトコさんは、そう言うと笑っていた。
俺はそれ以上何も聞けなかった。
少しの沈黙の後デッドが戻ってきた。
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